著者
真下 知子 山村 麻予 三宮 真智子 坂 香里
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.38, pp.85-88, 2014

大学生を対象としたコミュニケーション教育を設計するための基礎資料を得る目的から,日常的な場面のうち,友人間のアドバイス場面の収集を行った.4つの場面を設定し,場面想定法により,アドバイスする側の行動義務,心理的負担感について評定を求めた結果,マナーが他の3場面よりも行動義務感が低く,グループワークは,髪型や課題の場面よりも心理的負担感が高く,自発的にアドバイスするよりも,返答する方が心理的負担感が低いなど,場面や条件によって,行動義務や心理的負担感が異なることが示唆された.
著者
真下 知子 張 貞京 中村 博幸 Tomoko MASHIMO Jeongkyong CHANG Hiroyuki NAKAMURA 京都文教短期大学 京都文教短期大学 京都文教大学 Kyoto Bunkyo Junior College Kyoto Bunkyo Junior College Kyoto Bunkyo University
出版者
京都文教短期大学
雑誌
京都文教短期大学研究紀要 (ISSN:03895467)
巻号頁・発行日
vol.50, pp.136-146, 2011

保育者-保護者間のコミュニケーションの改善をめざし、保育者養成課程においても現場での学びの礎となる取り組みが必要である。筆者らは、教材開発のための予備調査として、保護者からの相談の場面を設定したシナリオ形式の質問紙によるアンケート調査を実施した。現職の保育者による回答の分析より、保育者の答え方の特色として、1.「傾聴・共感」2.「具体的なアドバイス」3.「保育者として一緒に問題解決にあたる姿勢を示すこと」の3点が見られた。
著者
張 貞京 真下 知子
出版者
京都文教短期大学
雑誌
京都文教短期大学研究紀要
巻号頁・発行日
vol.57, pp.13-21, 2019-03-01

保護者が自身の子育てに自信をもつように支援する役割が保育者に求められている。しかし、保育者が保護者と安定した関係形成を図るため、日々のコミュニケーションを図ることは容易ではない。今回は、担任保育士のサポートを行っているフリー保育士にインタビューを実施し、日頃のコミュニケーションによる関係形成について分析を行った。フリーの立場と自分の子育て経験により、保護者理解を深め、客観的な視点で日頃の関係形成に務めていた。