著者
樋口 匡貴 磯部 真弓 戸塚 唯氏 深田 博己
出版者
広島大学大学院教育学研究科心理学講座
雑誌
広島大学心理学研究 (ISSN:13471619)
巻号頁・発行日
no.1, pp.53-68, 2001

本研究は,恋愛関係における効果的な告白方策としての言語的方策を明らかにすることを第1の目的とし,そうした告白方策の効果に関する状況差を明らかにすることを第2の目的とした.大学生18O名に対し,19種類の告白の言語的方策を呈示し,それぞれの告白を受けることによって,相手との関係が進展する程度を尋ねた.また状況要因として,告白者に対する被告白者の好意(片思い,両思い)を操作した.因子分析の結果,恋愛の告白に使用する方策は,"単純型","懇願型","理屈型"の3種類に整理されることが明らかになった.さらに,2(性別)×2(状況)×3(言語的方策)の3要因の分散分析を行った結果,①両思い状況で告白した方が片思い状況でよりも関係が進展しやすい,②単純型の告白を用いた場合にもっとも関係が進展しやすい,③単純型告白方策の効果の優位性は,状況および性別を問わない,ということが明らかになった.これらの結果が,言語的方策の持つイメージの点から考察された.

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恋愛研究必読文献3 / 恋愛関係の進展に及ぼす告白の言語的方策の効果 https://t.co/YHtZWVl41u
樋口・磯部・戸塚・深田(2001)によると、「一生のお願いだから付き合って」等の懇願型の告白や「話をするだけで幸せになれる」等好きな理由を説明する理屈型の告白よりも単純に「好きです。付き合ってください」と言った方が効果的。http://t.co/XJ9JxHSRuY
世の中にはこんな研究もあるんだなぁ… / 樋口ほか2001『恋愛関係の進展に及ぼす告白の言語的方策の効果』 http://t.co/uLaYlzHcqP 小島ほか2006『恋愛における告白の成功・失敗の規定因』(pdf直)http://t.co/HQggW4GdA8
“CiNii 論文 -  恋愛関係の進展に及ぼす告白の言語的方策の効果” http://t.co/hK4eKsDD

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