著者
森 正人 Mori Masato
出版者
三重大学人文学部文化学科
雑誌
人文論叢 (ISSN:02897253)
巻号頁・発行日
no.26, pp.147-159, 2009

本稿は1934年の建武中興六百年祭と35年の大楠公六百年祭が、資本や寺院や地方自治体の関わりによってどのように演出されたのか考える。そしてそれを契機にして楠木正成に関わる事物や景観や人物などがどのように価値付けられたり発見されたりしたのかも紹介する。そうした過程は地域という地理的単位と結びついて展開した。それゆえ、地域なるものと国家なるものが関係的に立ち現れることが最後に示される。

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CiNii 論文 -  1930年代に発見される楠木的なるもの https://t.co/V0DmxrXYmE #建武中興六百年 本稿は1934年の建武中興六百年祭と35年の大楠公六百年祭が、資本や寺院や地方自治体の関わりによってどのように演出されたのか考える。
森正人「1930年代に発見される楠木的なるもの」(『人文論叢』26、三重大学、2009年)は、1934年の建武中興六百年祭と1935年の大楠公六百年祭を題材に、楠木正成に関わる景観や場所がどのように価値づくられたのか分析する。 https://t.co/RlhXLJznPR

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