- 著者
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ヴェッテンゲル ミヒャエル
西村 貴裕
- 出版者
- 大阪教育大学
- 雑誌
- 大阪教育大学紀要. 第Ⅰ部門, 人文科学 = Memoirs of Osaka Kyoiku University (ISSN:03893448)
- 巻号頁・発行日
- vol.65, no.2, pp.45-70, 2017-02
本稿は,Michael Wettengel, Staat und Naturschutz 1906-1945. Zur Geschichte der Staatlichen Stelle für Naturdenkmalpflege in Preußen und der Reichsstelle für Naturschutz, in: Historische Zeitschrift, Bd. 257 (1993), S. 355-399 の全訳である。1945年までのドイツで,国家が自然保護にどのようにかかわったのかが分析されている。国家による自然保護機関の設置とその活動(1906年に設立されたプロイセン国立天然記念物保全局,その後継の帝国自然保護局),自然保護をめぐる法制度の状況,それらを生み出した背景などが中心的テーマである。要約は筆者自身によるもの(66頁「IX 要約」)を参照されたい。末尾に「解題」として訳出の意図等を記し,また筆者ミヒャエル・ヴェッテンゲル教授の簡単な紹介をしている。Dieser Aufsatz ist die Übersetzung von Michael Wettengel, „Staat und Naturschutz 1906-1945. Zur Geschichte der Staatlichen Stelle für Naturdenkmalpflege in Preußen und der Reichsstelle für Naturschutz", in: Historische Zeitschrift, Bd. 257 (1993), S. 355-399. Eine kurze Erläuterung vom Übersetzer wurde hinzugefügt.