著者
三浦 宏文
出版者
実践女子大学
雑誌
実践女子大学短期大学部紀要 = The bulletin of Jissen Women's Junior College (ISSN:21896364)
巻号頁・発行日
no.38, pp.63-72, 2017

本稿では、明治期の哲学者・仏教学者・教育者であり、日本で初めて妖怪学を研究したという多彩な顔を持つ井上円了(1858~1919)の哲学者としての側面に注目し考察を加えた。円了の哲学は、民衆が極端な思想にとらわれることなく自らの頭で考え判断していくことを促すことをねらいとしていた。したがって、妖怪学研究も民衆の迷信を取り除くためのものであった。あくまで哲学を民衆とつながったものとしていく所に、円了の在野の哲学者としての真骨頂があったのである。

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今回読むのはこちらの論文です。お時間があればご視聴ください! 『井上円了の哲学と妖怪学の目的 : 在野の哲学者の真のねらい』三浦宏文 https://t.co/36V33rhpjP
"CiNii 論文 -  井上円了の哲学と妖怪学の目的 ―在野の哲学者の真のねらい―" https://t.co/Dl44mLm9ik ※本文リンクあり

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