著者
澤田 忠幸 宇井 美代子 滑田 明暢 青野 篤子
出版者
愛媛県立医療技術大学
雑誌
愛媛県立医療技術大学紀要 (ISSN:18805477)
巻号頁・発行日
vol.12, no.1, pp.23-30, 2015-12-31

本研究では,社会的公正理論に基づき,6因子からなる男女平等の判断基準を測定する尺度を作成し,男女差の有無および性差観,自身の母親観,精神的健康との関連について検討を行った。その結果,性差観には男女差 が認められなかったが,男性よりも女性の方が,男女平等の判断基準として,個人の能力の原理および話し合いによる決定の原理に対して肯定的な認識を有していた。また,個人の能力の原理および二つの手続き的公正の原 理に対して肯定的であるほど,性差観が弱いことが示された。さらに,男女ともに自身の母親観は,男女平等の判断基準や性差観,精神的健康とも関連していたが,男性に比べ女性の方が,母親との関係性が精神的健康ある いは自身の生き方満足感と直接的間接的に関連することが示された。

言及状況

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編集者: Omotecho
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