著者
早川 杏子 本多 由美子 庵 功雄
出版者
一橋大学全学共通教育センター
雑誌
人文・自然研究 = Hitotsubashi review of arts and sciences (ISSN:18824625)
巻号頁・発行日
no.13, pp.116-131, 2019

外国をルーツとする非漢字圏出身のJSL 児童生徒がまずぶつかる困難は、複雑な字形を持つ漢字である。本稿では、漢字の字形(形態)の視認性を高めること、一字ごとに造形や構造が異なる字形学習にかかる記憶の負担を軽減することを目的に、教育漢字1,006 字を対象に小単位への構成要素分解を行った。重視したのは、①漢字を母語の文字としない日本語学習者にとって認識しやすいかどうか、②覚えるべき構成要素をできるだけ少なくすることの2 点である。その結果、「漢字部品」の上位30 と「非漢字部品」57 によって認識可能になる漢字は476 個で、1,006 字のうち47.3% の漢字をカバーできることがわかった。

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この漢字構成要素分類面白い。学習者の負担を軽減するということを最優先にしているし、筆順を排しているのもコロナ禍の漢字学習を先取りしている感じ。何かゲームが作れそう。 早川, 本田, 庵「漢字教育改革のための基礎的研究: 漢字字形の複雑さの定量化」 https://t.co/ybaqCTGYJy
CiNii 論文 -  漢字教育改革のための基礎的研究 : 漢字字形の複雑さの定量化 https://t.co/7uKVypvahr #CiNii

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