著者
山田 斗志希 上山 輝
出版者
富山大学人間発達科学部
雑誌
富山大学人間発達科学部紀要 (ISSN:1881316X)
巻号頁・発行日
vol.14, no.2, pp.93-103, 2020

本来,ビデオゲーム(以下「ゲーム」)とは,コンピュータを応用したインタラクティブな遊びを探求・追求するデジタルコンテンツである。このため,悪役は必要ないはずであるが,現在ではゲームのストーリーに悪役が登場する状況は当然になっている。この状況に至った通説として考えられるのは,主にハードウェアの発展の影響を加味した議論であるが,悪役といった定性的な要素と強く関連するのは,むしろソフトウェアの発展ではないだろうか。そこで本稿では,対戦相手の変容とストーリーの定着過程に注目してゲームの歴史を構築し,それに基づいて,対戦相手が悪役へと至るプロセスと開発者たちのクリエイティビティとの関係について考察を行った。

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山田斗志希・上山 輝「ビデオゲームにおける悪役の展開 : ビデオゲームの歴史に見る悪役の作られ方」(富山大学人間発達科学部紀要 2020)を @manjimal_sakaki さんに教えていただく。私の昔の論文が引用、うれしい(とはいえ私の文章じゃなくてもよくない?って部分だが) https://t.co/06OTiJYEmU
●山田斗志希・上山輝「悪役の構造についての研究」『富山大学人間発達科学部紀要』13(2)、2019年。https://t.co/AlAhuNdsC5 ●同前「ビデオゲームにおける悪役の展開 : ビデオゲームの歴史に見る悪役の作られ方」同前、14(2)、2020年。https://t.co/QGiSqle5F2

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