- 著者
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多田 幸雄
山脇 一郎
上田 修一
松本 宏
松浦 直資
安本 三治
江田 昭英
堀 幹夫
- 出版者
- 情報計算化学生物学会(CBI学会)
- 雑誌
- CBIジャーナル (ISSN:13476297)
- 巻号頁・発行日
- vol.2, pp.86-94, 2002
- 被引用文献数
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1
I 型アレルギー疾患治療薬を開発する目的でトシル酸 2-ヒドロキシエチルジメチルスルホニウム (1) 誘導体の抗アレルギー作用を検討した。それらの中でトシル酸 2-アルコキシと2-フェノキシエチルジメチルスルホニウムの数化合物がIgE 誘導ラット同種受身皮膚アナフィラキシー(PCA)の抑制作用を示した。抗アレルギー作用および急性毒性と化合物の疎水性または電子的性質(HOMOまたは酸素原子上の電荷)との間に相関が見られた。そしてトシル酸2-フェノキシエチルジメチルスルホニウム(5)を、次の開発段階における第二のリード化合物として選定した。