著者
高橋 洋 浅田 寛太 赤坂 郁美 松本 淳
出版者
一般社団法人 日本風工学会
雑誌
風工学シンポジウム論文集
巻号頁・発行日
vol.22, pp.115-120, 2012

本研究では、台風が日本付近に存在する場合に、台風の位置による強風の発生しやすい地域分布について、発生頻度を調べることにより、明らかにした。特に、防災の観点から、比較的警戒度が低いと考えられる北東進する台風の西側(台風の通過後の地域)や、台風から数百キロメートル以上離れた地域に注目し、強風の発生を調査した。その結果、強風は、いわゆる危険半円以外の地域でも多く観測されていることが分かった。また、その位置は、地形との関係が明瞭な場合が多く、比較的沿岸域に多い。一方で、G12の場合の九州地方全土での強風や、K6における関東の内陸部での強風など、気象学的にあまり知られていない結果も得られた。これらについては、今後さらに結果を精査し、強風による災害を未然に防ぐための警戒情報に活用できる可能性がある。

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (3 users, 3 posts, 0 favorites)

台風15号の千葉県における被害のほか、洞爺丸台風、伊勢湾台風が危険半円での被害例ですが、危険半円外=安全では必ずしもありません。 台風から離れた特定の場所で強風がみられたりすることもあれば、高層建築物によるいわゆるビル風や、地形に… https://t.co/5W0uEVvIlp
こんな論文どうですか? 日本における台風接近・通過時の危険半円外での強風(高橋 洋ほか),2012 https://t.co/7b81QiyXaQ

収集済み URL リスト