- 著者
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菅野 茂
須藤 有二
澤崎 坦
澤崎 徹
加納 康彦
松井 寛二
森 裕司
- 出版者
- 公益社団法人 日本実験動物学会
- 雑誌
- Experimental Animals (ISSN:00075124)
- 巻号頁・発行日
- vol.29, no.4, pp.433-439, 1980
- 被引用文献数
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5
東京大学農学部附属牧場コロニーのシバヤギ55頭を対象にRaBA-Super Systemを用い, 血清総蛋白以下16項目の臨床血液化学値の測定を行った。<BR>1) ビリルビン, コレステロール, TTT, ALPおよびCPKのバラツキが著しかったが, 計測不能の項目はなかった。<BR>2) 年齢による差がみとめられ, 血糖, ChE, ALPおよびCPKは育成群が, 血清総蛋白およびアルブミンは成熟群が高値を示した。<BR>3) 雌成熟群におけるGPTおよびBUN値は秋, 冬に比べ, 夏に有意に低い値を示した。<BR>4) トリグリセライドおよびアルブミンについて, RaBA法と用手法の同時比較を行ったところ, 測定法による差がみとめられた。