著者
西山 厚
出版者
日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会大会研究発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.25, 2013

正倉院の内部は3つの部屋に分かれており、北倉には聖武天皇遺愛の品々、中倉にはさまざまな献納品と造東大寺司関連のもの、そして南倉には東大寺の宝物が納められている。そのいずれにも飲食に用いる器物が含まれており、あるいは楽器などの宝物に飲食の場面が描かれているものもある。人のための飲食器ばかりではなく、仏のための飲食器もみられる。中倉には厖大な古文書(正倉院文書)が伝わっており、それは写経所の帳簿であるのだが、紙背は反古となった公文書で、役人のための食糧についての記述も少なくない。正倉院宝物からみえてくる古代人の飲食の世界を、美しい画像を用いて紹介したい。

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CiNii 論文 -  正倉院宝物にみる飲食の世界 https://t.co/wzZblvCUqP #CiNii ※楽器などの宝物に飲食の場面
CiNii 論文 -  正倉院宝物にみる飲食の世界 https://t.co/DOH21CGfWy #CiNii 帳簿キーワードで割りとひっかかる正倉院文書の写経所の生活。中世はあまりひっかからないなぁ。違うキーワードで検索すべきかな。

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