著者
山田 真知子 大坪 繭子 多田 邦尚 中野 義勝 松原 賢 飯田 直樹 遠藤 宜成 門谷 茂
出版者
公益社団法人 日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.83, no.1, pp.25-33, 2017
被引用文献数
6

<p> 我が国5海域における珪藻<i>Skeletonema</i>属の種組成を,遺伝子解析(LSU rDNA D1-D3)と微細形態の特徴から種を同定し,明らかにした。亜熱帯域の沖縄海域では<i>S. grevillei</i>,温帯域の有明海,富山湾,女川湾および亜寒帯域の噴火湾では<i>S. dohrnii</i>が優占し,<i>S. japonicum</i>が混在した。高水温期に塩分の低かった有明海や富山湾では<i>S. costatum</i>が,塩分30以上の女川湾や噴火湾では順に<i>S. grevillei</i>と<i>S. pseudocostatum</i>が出現した。</p>

言及状況

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亜熱帯から亜寒帯に及ぶ我が国の5海域における珪藻Skeletonema属の種組成 : https://t.co/LG7R8QqZjQ

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