著者
清水 一彦
出版者
日本出版学会
雑誌
出版研究 (ISSN:03853659)
巻号頁・発行日
vol.48, pp.1-21, 2017

<p>江戸時代の識字率は学術的には高低が判断出来ないにもかかわらず,ドーアとパッシンの就学率推計値が発表された1960年代後半以降,それまでの低いという認識に代わって「江戸時代の識字率は高かった」という言説が主に一般出版で常識化した.一方,学術出版は一般出版での言説を等閑視することで消極的にではあるが「高い」という言説の常識化に加担した.この言説構成過程の機序を,出版学の立場から社会構成主義の分析ツールを利用し考察した.</p>

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後で読も。 CiNii 論文 -  出版における言説構成過程の一事例分析:―「江戸時代の識字率は高かった」という"常識"を例として https://t.co/kLPR7Mj6qa
@shishimaru1970 流し読みのものを紹介するので気が引けるのですが、こちらの論文が元ネタの様です。 https://t.co/cftvNnRmAW
論文になってます。 「出版における言説構成過程の一事例分析―「江戸時代の識字率は高かった」という"常識"を例として」 https://t.co/cdtWpmaLPC https://t.co/XJ4mYiSvgP

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