著者
小倉 晃 高橋 大輔
出版者
石川県林業試験場
雑誌
石川県林業試験場研究報告 (ISSN:03888150)
巻号頁・発行日
no.38, pp.27-32, 2006-03

石川県鹿島郡中能登町石動山県有林で、ヒノキアスナロ(以下、アテ)人工林の表土浸食の実態および表土浸食防止機能の評価方法開発を行った結果、間伐手遅れのアテ林分では、下層植生が消滅、林床被覆物・表土の流出が起こり、4.6-11.7/ha/yr流出していると推測された。また、立木密度と傾斜からアテ人工林における年間浸食量の予測方法を確立した。さらに、USLE式におけるアテの作物管理係数が明らかになったが、林小班単位でのUSLE式による表土浸食防止機能評価はさらなる検討が必要であった。

言及状況

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石川県、アテ(ヒノキアスナロ)林でUSLE式と土砂受け箱法を比較。アテは、ヒノキと同様に表面侵食量が多い事は一致した。USLE式では、下層植生による表面侵食抑制効果が反映されないのが問題。 小倉&高橋2006 https://t.co/042SItWRhb #アテ #ヒノキアスナロ #下層植生 #USLE式 #表面侵食

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