著者
上田 哲司
出版者
北大史学会
雑誌
北大史学 (ISSN:04410874)
巻号頁・発行日
no.54, pp.1-21, 2014-12-20
著者
上田 哲司
巻号頁・発行日
2019-03-25

北海道大学. 博士(文学)
著者
上田 哲司
出版者
吉川弘文館
雑誌
日本歴史 (ISSN:03869164)
巻号頁・発行日
no.835, pp.33-49, 2017-12
著者
上田 哲司
出版者
北海道大学大学院文学研究院北方研究教育センター
雑誌
北方人文研究 (ISSN:1882773X)
巻号頁・発行日
vol.15, pp.99-118, 2022-03-25

近代の名望家に関する従来の研究では、彼らを近世の豪農層から連続する存在と理解する傾向が強かった。しかし近年では、近代になって新たに勃興した名望家がいることが確認され、改めて近代的な存在として名望家を把握しなおすことが提起されている。 近代的な存在として名望家の把握を試みた時、北海道は非常に重要なフィールドである。なぜなら、北海道の、特に内陸部においては、明治になって大挙して押し寄せた移民たちによって新村落の形成が相次いで行われたのであり、ここに登場した名望家たちには、近世以来の地縁的な連続性は一切ないからである。しかし、現在、北海道の名望家研究は量的に乏しい。それは、彼らが名望家としてよりも、北海道の開拓者として把握されてきたことが一因と思われる。 以上の研究史的背景を踏まえ、筆者は、北海道における名望家研究の事例を積み上げる必要を痛感した。しかし、そのためには、なによりもまず、名望家に関する史料を発掘しなければならない。そこで筆者は、北海道大学の関係者たちとともに、北広島市エコミュージアムセンターが収蔵する阿部仁太郎関係資料の調査に取り組んできた。仁太郎は、明治時代に豊平村(現在の札幌市豊平区)に入植し、近代的な名望家へと立身した人物である。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大のため、調査の中断が余儀ないものとなった。 そこで今回は、仁太郎の豊平入植以前の動向について、北海道立図書館・国立公文書館などの収蔵資料を用いて明らかにしていこうと思う。本稿においては特に、近代的な名望家となった仁太郎が、貧困層の出身であったことを明らかにする。この成果は、名望家と豪農は必ずしも連続しないことを、間接的に示すであろう。
著者
上田 哲司
出版者
国文学研究資料館
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2020-04-24

本研究は、江戸幕府による蝦夷地直轄に関する史料や、東北諸藩による蝦夷地警備に関する史料、場所請負商人に関する史料などを収集し、そこよりアイヌ社会に関する情報を抜粋し、その実態を細かく追及しようとするものである。検討時期としては、特に蝦夷地一次幕領期(1799~1821)を中心にする。この調査を通して明らかになったアイヌ社会のあり様が、アイヌ側の主体性によって構成されたのか、場所請負商人などの介在や幕藩制国家の支配が及び始めてきたことが関係するのかを考察する。それによって、アイヌ社会の歴史像を描くとともに、国家がアイヌ社会へと支配を及ぼしていった過程を精緻に考察する。