著者
松永 麻里 アサノ デービッド K 河野 隆二
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1996, 1996-09-18

近年、情報の意味や内容に立ち入り、人間にとって必要な情報のみを送信しようとする知的通信が研究されている。知的通信において人間にとって重要な情報を重点的に誤りから保護することを知的誤り制御という。知的誤り制御において情報の重要な部分を重点的に誤りから保護するには、重要度に応じて誤り保護能力を変化させる方法が必要である。本稿では重要度によって誤り訂正能力の異なる畳込み符号を用いて符号化し、符号ごとに異なる信号点配置を当てはめることによって、重要度の情報なしに送信できる不均一誤り特性を持つ符号化変調法について述べる。
著者
松永 麻里 アサノ デービッド K. 河野 隆二
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IT, 情報理論
巻号頁・発行日
vol.95, no.591, pp.37-42, 1996-03-19
被引用文献数
7

本稿では, 複数の誤り訂正能力の異なる畳込み符号を, 情報の重要度に応じて使い分けて符号化することによって, 重要な部分にはより多くの誤り保護をする符号化復号法を提案する. また, 同じ符号化率の1つの符号器で均一に誤り保護をした場合と比較した性能評価を行う.