著者
町田 嗣樹 折橋 裕二 マルコ マニアーニ 根尾 夏紀 サマンサ アンスワース 谷水 雅治 玉木 賢策
出版者
一般社団法人日本地球化学会
雑誌
日本地球化学会年会要旨集
巻号頁・発行日
vol.58, pp.318, 2011

中央インド洋海嶺の南緯20°-18°付近は、典型的な中央海嶺-ホットスポット相互作用の場所である。しかし、南緯20°から15°にかけての中央海嶺より採取された玄武岩の化学組成の変化は、レユニオンマントルプルームによる上部マントルの汚染とは関連しないことが判明した。つまり、上部マントル中のリサイクルされた過去のプレート物質が、ホットスポットからの熱によって大量に融解している場所であると解釈される。