著者
白肌 邦生 ホー バック
出版者
サービス学会
雑誌
サービソロジー論文誌 (ISSN:24355763)
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, pp.1-9, 2018 (Released:2021-07-30)
参考文献数
58
被引用文献数
1

The purpose of this paper is to propose viewpoints for analysing well-being oriented value co-creation. We firstly explain the concept of transformative service research: TSR which centres on consumer well-being in service and discuss its importance in serviceology as well as service marketing. Based on the systematic literature review, this paper divided into four categories of TSR studies by using two axes of “resource scarcity and resource development” and “micro and meso-macro”. We analysed two Japanese transformative service cases which include capability development in both micro and meso-macro level as the final value of service, thereby proposing additional perspectives for analysing about the resource integration for well-being oriented value co-creation.
著者
大槻 麻衣 木下 裕介 小早川 真衣子 ホー バック 渡辺 健太郎
雑誌
研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI) (ISSN:21888760)
巻号頁・発行日
vol.2023-HCI-203, no.38, pp.1-5, 2023-05-24

ビジョン創出・参加者間の価値観理解のために,ビジョンを体現する状況を演劇形式で表現するアクティングアウトや,シンプルな積み木をヒトやモノに見立て,参加者がそれらを動かしながらストーリーを作る,といった表現活動がある.本研究では,働き手自らが新たな生活スタイル・働き方をデザインするにあたり,この活動に人間拡張技術を取り入れる試みを行った.具体的には,体験者同士が (1) AR 技術を活用した人形劇で自身の考えたストーリーを実現・記録し,(2) そのストーリーを,VR によって様々な視点から体験可能とした.AR 技術によって人形を拡張し,情報を付与することで参加者のイメージ構築に寄与し,また,VR の大きな特徴の 1 つである「没入感」を活用することで,参加者がストーリーを自分事として捉え,参加者間のストーリー共有がより深まり,議論を促進する効果が期待できる.また,これまで,VR 体験を構築するためにはある程度の専門知識やツールの習熟が必要であったが,本プロジェクトでは AR 人形劇という形にすることにより,一般の方でも簡単に体験を構築した点に新規性がある.本稿では,システムのプロトタイプの開発と,それを用いた予備実験について述べる.