著者
三上 雄一郎 牧方 康裕 北脇 信彦 山田 武志
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CQ, コミュニケーションクオリティ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.121, pp.49-54, 2009-07-02
参考文献数
7

全IP(Internet Protocol)技術を特徴の一つとする次世代ネットワーク(NGN:Next Generation Network)における音サービスの主たる品質要因は,時間連続的な符号化ひずみ,時間離散的なパケット損ひずみ,及び信号の周波数帯域制限ひずみである.筆者らは,これまで楽音信号に対して,連続ひずみ,離散ひずみ,帯域制限ひずみを考慮した客観品質評価法を検討してきた.本稿では,同じ構造の客観品質推定尺度を用いて,音声信号の客観品質推定について検討し,楽音と音声の双方に適用できる客観品質評価尺度の開発を目指す.