著者
三浦稔隆 中西康人
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告ユビキタスコンピューティングシステム(UBI) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.14, pp.17-22, 2007-02-22

かつてGIS研究者などの専門家にしか利用できなかった衛星写真は、近年のAPIによる拡張可能なWebマッピングサービスの登場により、誰もが簡単に利用できるものとなった。また、球状に衛星写真を貼り巡らせることでバーチャルな地球を構築するソフトウェアも現れ、今や衛星写爽は新たな情報表現の基盤になったとも言える。一方で、このようなサービスで提供される衛星写真は、地域によって解像度が異なったり、撮影時期の違いが原因で実際とは異なる風景を映し出すことがある。また、衛星写真では屋根までの憤報しか表示されず<屋内の情報は表現しづらい。そこで本研究では、このような問題に対し、表示クライアントにGoogleEarthを用いたユーザが自ら撮影した画像を高さと共にマッピングできるシステムを梢築することで、屋内の表現や衛星写真の高解像度化が行えるかを検証した。Aerial photos became very popular and easy to use, since the recent web mapping services or virtual earth software allow users to access their aerial photos through API or Software. But sometimes theses photos are provided with low-resolution or shows diffrent infomation due to filmed time. In Addition, aerial photos can't show or express inside of the buildings, such as every'floor's infomation. And users can't update or edit these photos. We create the system "VirtiGeo", which allow users to put their own photos on Google Earth with height parameter. In this paper, we propose the way and possibility of express inside of the buildings, and of replace low-resolution photos with users high-resolution photos by using this system.
著者
三浦 稔隆 中西 泰人
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. AI, 人工知能と知識処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.353, pp.5-10, 2007-11-19
被引用文献数
4

現在,実空間の設計では社内コミュニケーション活性化を目的とした情報システムの導入など,実空間の設計と共に情報システムの開発が行われるようになってきた.また,ユビキタスコンピューティング環境は,多様なメディアとスケールによって構成される実空間で動作する情報システムであるが,現在そのような多様なメディアやスケールを用いて情報システムと実空間を統合的に設計/開発する手法は確立されておらず,それぞれ異なった手法で構築されている.そこで本研究では,情報空間と実空間の統合的な設計/開発を実現するソフトウェアCity Compilerと,City Compilerを用いた設計/開発手法であるCity Debuggingを提案し,その構想と設計について述べる.