1 0 0 0 OA 食道破裂の3例

著者
法華 大助 良河 光一 森本 真人 上村 亮介
出版者
特定非営利活動法人 日本呼吸器外科学会
雑誌
日本呼吸器外科学会雑誌 (ISSN:09190945)
巻号頁・発行日
vol.25, no.1, pp.100-102, 2011-01-15 (Released:2011-04-27)
参考文献数
7

2009~2010年の1年間に,特発性食道破裂2例と異物性食道破裂1例を経験した.全症例でドレナージおよび破裂部縫合閉鎖術が施行されたが,症例1は発症8時間後に手術,症例2は発症4日目に胸腔ドレーン挿入,症例3は発症7日目に手術が施行された.症例1,2は術後経過良好であったが,症例3は術後10日目に大動脈破裂で死亡した.食道破裂は致死的合併症を起こしうる疾患であるが,発症からの経過が短いほど治療成績は良いとされており,発症後できるだけ早期に診断し対処することが重要である.
著者
上村 亮介 増田 浩通 新井 健
出版者
社団法人日本経営工学会
雑誌
日本経営工学会論文誌 = Journal of Japan Industrial Management Association (ISSN:13422618)
巻号頁・発行日
vol.57, no.5, pp.450-469, 2006-12-15
参考文献数
11
被引用文献数
4

情報化の進展により複雑化を増した消費者行動を理解する一手段としてマルチエージェントシミュレーションによる研究を試みた.エージェント同士の情報伝達や個々の選好,影響の受けやすさ,過去の購買経験などの要因,さらに広告による情報を加えることで消費者の購買行動を記述し,それらの総体としての市場全体での消費者動向を表現できるモデルを構築した.特に消費者を「人対人の対面コミュニケーションを主体に置いた情報伝達」と「ネットを介した情報伝達」を行うグループに分類して情報伝播現象を表現する.映画を事例として消費者を取り巻く外部環境の変化やマーケティング戦略が購買行動に与える影響をシミュレーションで分析した.