著者
上田 繁 西村 国俊 金谷 保彦
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密機械 (ISSN:03743543)
巻号頁・発行日
vol.44, no.523, pp.874-879, 1978-07-05 (Released:2009-06-30)

上記各部の検討結果をもとに, 総合評価試験の結果, 表2に示すごとく世界最高水準の性能を確認した.さらに作図能率評価のため, 図形パターンを定めて, 一般市販機と作図時間の比較を行い図16の結果を得た.装置性能の中で作図速度 (X, Y軸速度) は直線図形の作図時間短縮に, また加速度は曲線, 文字, 破線等の短い線分から成る図形の作図時間短縮に, ペン応答時間は文字, 破線の作図時間短縮に寄与するため, 円, 文字, 直線パターンを選んで比較を行ったものである.この結果は, 市販のフラット形, ドラム形等いずれの機種よりも作図時間が短いことが確認でき作図能率向上が達成された.今後の課題としては, 高速化に十分追従する筆記具の開発, 、作図データの処理時間の一層の短縮および高加速時の2軸相対運動の同期制御の向上等があげられる.
著者
細谷 英一 橋本 佐由理 原田 育生 小野澤 晃 上田 繁
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.49, no.8, pp.2742-2756, 2008-08-15
被引用文献数
1

本文では,客観視点型遠隔講義システムを提案するとともに,被験者実験を通じてその有効性を評価した結果について報告する.提案システムは,遠隔地で撮影された映像に透明度を与え,実時間で半透明重畳した映像を合成するミラーインタフェースと,仮想的に同一の共有空間にいるユーザを客観視点から撮影したような映像を提供する共有空間設計を組み合わせることにより,ユーザに同一空間で対話しているような印象を提供して自然な対話を誘発することができる.この結果,グループ演習をタスクとする実験を通じて,視線理解容易性,対話容易性,同室感などにおいて,テレビ会議を用いた演習より高い評価を得た.また,提案システムは,市民サービス講座の場を利用した実証的実験においても有効性を示し,講座として直接対面方式の講座に匹敵する効果があったことも確認できた.A remote lecturing system that creates transparent remote images and superimposes them on each other using a mirror interface is proposed. This system allows a lecturer and his or her students to view their own appearance in a virtual shared space from an objective viewpoint. Experimental results from social skill lectures with exercises requiring student involvement showed that the proposed system made it easier to recognize gazings between individuals compared with conventional videoconferencing systems. It also improved communication between the remote lecturer and the local students. Another verification experiment performed as a public service trial also gave consistent results, proving that the lectures using the proposed system were equally as effective as ones held in the same real space.