著者
世良田 和幸
出版者
メディカル・サイエンス・インターナショナル
雑誌
LiSA (ISSN:13408836)
巻号頁・発行日
vol.22, no.2, pp.120-121, 2015-02-01

痛みは,辛く切ないものである。そしてその痛みの原因がわかっている場合は,その原因さえ取り除ければ痛みも緩和されると思われている。しかし西洋医学では,その原因すら影が薄くなった慢性痛に,対症療法しかできない場合が多いと考えられる。神経障害性痛などの西洋医学では治療が困難であった痛みに対し,漢方医学的な診断を行ったうえで,冷えや熱感,体内を巡っている気・血の滞りや不足,さまざまなストレスなどに対して漢方薬を有効に用いると,劇的な鎮痛効果を得られることがある1〜4)。