- 著者
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須藤 仁
服部 康男
中尾 圭佑
- 出版者
- 一般社団法人 日本風工学会
- 雑誌
- 風工学シンポジウム論文集 第23回 風工学シンポジウム論文集
- 巻号頁・発行日
- pp.469, 2014 (Released:2015-03-10)
空間的に発達する乱流をLESで計算するための流入境界条件の設定方法として,リニアフォーシングに着目し,リニアフォーシングにおいて乱流長さスケールを規定する方法を考案した.等方乱流を対象としたLESの結果から,本リニアフォーシング法のLESへの適用性,乱流長さスケールを規定する方法の有効性を評価した.その結果,全散逸率に対するサブグリッドスケール散逸率の比が0.6より小さくなる格子条件下において,リニアフォーシングで生成されるべき等方乱流の基本的な性質を再現できた.また,本リニアフォーシング法で導入される時間平均長さの設定により,パワースペクトルの低波数域を変化させ,乱流の長さスケールを調整できることが示された.