著者
Nakanishi Tomoki 中西 知樹
出版者
日本数学会代数学分科会
雑誌
代数学シンポジウム報告集
巻号頁・発行日
vol.55, pp.226-237, 2010-08-09

第55回代数学シンポジウム, 北海道大学, 2010年8月9日-8月12日
著者
土屋 昭博 菅野 浩明 粟田 英資 太田 裕史 中西 知樹 林 孝宏
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2006

Zhu の有限性条件をみたす頂点作用素代数の表現のつくるアーベル圏がArtin かつNoethern であり、また既約対象が有限個であることを示した。さらに、対応する共形場理論を使ってこのアーベル圏がbraided tensor 圏の構造を持つことを示した。典型的な例として、頂点作用素W(p) について、その表現のつくるアーベル圏が一の巾根における制限されたs12(C)型の量子群の表現のつくるアーベル圏と同値であることを示した。
著者
鈴木 淳史 国場 敦夫 中西 知樹 アンドレアス クリュンパー フランク ゲーマン
出版者
静岡大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

有限温度における一次元量子系の相関関数に関する定量的評価のため、量子転送行列の方法と完全WKB法を組み合わせる事により、近似によらない新しい定量的方法を確立することができた。この具体的な応用としてスピン1/2の量子磁性鎖に適用することにより相関関数および量子的もつれの磁場、温度依存性等に関する多様な振る舞いを発見した。