著者
小谷 一郎 古厩 忠夫 丸尾 常喜 丸山 昇 佐治 俊彦 尾崎 文昭 伊藤 虎丸
出版者
埼玉大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
1999

1.研究会の開催、研究者のネットワーク化私たちは研究計画に基づき、メンバー以外の研究者にも呼びかけながら研究会を組織、開催した。この研究会は平成11年度に4回、12年度に3回、13年度に3回、つごう10回開かれた。研究会には毎回メンバー以外の多くの研究者が参加され、その数は40名前後にも及ぶ。また在中国の研究者からも積極的な支援、協力を得ることができた。その結果、研究者の学際的ネットワーク作りが基本的に終了し、今後の研究発展に向けて大きな足掛かりを得ることが出来た。2.関係資料の発掘、収集、整理、データベース化 本研究の遂行、発展のためには 次資料の発掘、収集が不可欠である。私たちは研究計画に基づきメンバー以外の研究者の協力を得ながら資料の発掘、収集に当たった。その結果、これまで日本国内になかった1920年代から40年代の資料をマイクロフィルムなどのかたちで100点近く入手することが出来た。これらの資料は現在も分析、データベース化が進行中であるが、複製があり埼玉大学に集中してあるので、要請があればいつでも提供可能な状態にある。3.成果の公開私たちは研究会の開催以外に本研究の成果を論文等のかたちで公開してきた。その詳細は別記の通りである。また私たちは発掘、収集した資料のうちすでに,データベース化を終えた13種について、それを『1920-40年代中文稀観雑誌目録・第一集(附著者別索引)』のかたちで公刊した。このデータベース化は現在も進行中である。私たちは本研究の成果を基に今後も研究の発展に努めていく所存である。
著者
丸山 昇
出版者
東京大学
雑誌
一般研究(B)
巻号頁・発行日
1989

本年度は研究のまとめの年であったので、前年度に引き続き、つぎの二項がまず目標とされた。1.鹿地亘資料自体の整理の完了。2.鹿地亘資料目録の完成。前年度までに、資料を保存と利用に堪える形にすること、すなわちマイクロ・フィルム化と、個々の資料を、一つずつクリアファイルに収める仕事を終え、内容の検討を進めていたが、個々の資料の検討が進むにつれて、前年度までの資料の整理(個々の資料の作られた年代の確定、性格の分析、それに基づく分類等)に不正確な部分が残っており、一応作られていた目録にも誤りや不適切な個所が多いことが明かとなった。そのため、個々の資料の根本的再検討と、それに基づく資料目録の抜本的作り直しを行った。その結果、1.2.については、一部になお解決すべき疑問を残すとはいえ、ほぼ目標を達成し、本資料の保存・活用のための基礎的条件を整えることができたが、上記二項に予想外のエネルギ-を費やさざるを得ず、本研究着手前にはむしろ中心問題と考えていた、文学関係資料の検討・位置づけの完成は、今後の課題として残さざるを得なかったことは、遺憾であった。また、資料を検討するうちに、当初から目的の一部でもあった3.当時を中心にした鹿地亘の正確な年譜の作成。4.鹿地亘の回想録類の誤り・矛循の検討。5.当時の状況、特に鹿地についての中国側の資料との比較・対照。等が、資料の年代の確定、その性格の検討等のためにも不可欠であることが明らかになり、この点についても作業を進め、ほぼ見通しを得た。より完全なものにするためまでには、もう一歩の努力と時間が必要とするが、遠からず発表できる予定である。