- 著者
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小林 健太
加藤 有己
谷口 丈晃
丸山 徹
伊藤 通浩
五斗 進
竹山 春子
藤渕 航
- 雑誌
- 研究報告バイオ情報学(BIO) (ISSN:21888590)
- 巻号頁・発行日
- vol.2015-BIO-42, no.58, pp.1-2, 2015-06-16
多数の難培養微生物で構成される海洋環境の理解を促進するために,メタゲノム解析に注目が集まっている.しかしながら,メタゲノムのリード群を完全にアセンブルすることは困難を極めることが知られている.近年,次世代シークエンシング技術の発展とともに,1 細胞ゲノムデータが利用できるようになってきた.本稿では,近年の利用可能な技術の動向を踏まえ,メタゲノムおよび 1 細胞配列データが与えれたとき,アセンブリ,遺伝子の構造および機能推定を行うパイプラインを発表する.具体的に,リードの前処理,アセンブリとアノテーションに特化したパイプラインを提供し,遺伝子アノテーションのマップの可視化を可能とするものである.