著者
土井 卓子 岡橋 優子 井上 謙一 三角 みその 水野 香世 萬谷 睦美 長嶺 美樹 山口 ひとみ
出版者
日本外科代謝栄養学会
雑誌
外科と代謝・栄養 (ISSN:03895564)
巻号頁・発行日
vol.52, no.6, pp.307-315, 2018-12-15 (Released:2019-02-01)
参考文献数
5

運動は閉経後の乳がん発症を減らし,術後のQOLと生命予後を改善することが報告されている.運動を勧め,検診受診を勧奨する「乳がん啓発運動指導師」というスタッフを育成しており,活動の現状と意義について述べる.術後にグループエクササイズを行い,運動の身体面,精神面におよぼす影響を検討した.運動しない群と比較して身体面の回復は優位によかったが,精神面ではやや劣っていた.グループでの運動は他人と比較して落ち込む,同病者と話すことで抑えてきた感情が表出するなどの影響がある.一時的な混乱があっても,長期的には,よりよい安定が期待できる.身体面と精神面の改善の関係は,シャツを着る,高く腕を伸ばすなど家事や身の回りの日常動作が楽にできると抑うつ,落ち込みが改善していた.グループエクササイズは利点も欠点もあり,そのことを理解した指導者の育成が大切である.
著者
広瀬 秀顕 井上 謙一 一條 宏 小金澤 紀子 大場 健嗣 大原 慎也 筧 慎治 飯島 敏夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会誌 (ISSN:09135693)
巻号頁・発行日
vol.87, no.4, pp.265-271, 2004-04-01

脳神経細胞集団の動態をいかにとらえ,どこまで解析できるかが今後の高次脳機能研究展開の成否を左右するといってもよいかもしれない.現在,種々の手法を用いてその取組みが精力的になされている.方法はおおむね2群に分かれる.すなわち神経の膜電位や膜電流変化などの計測により,神経活動そのものをとらえる方法と,神経活動に伴う脳内の代謝性シグナル変化を計測して,脳活動を間接的に測定するものである.短時間のうちに時間的,空間的に大きく変動する神経活動のダイナミックスをとらえ,解析するには前者の,脳活動の一次シグナル計測が主体となる.