著者
落合 忍人 小寺 和郎 今 攸 宮崎 照雄 窪田 三朗
出版者
日本魚病学会
雑誌
魚病研究 (ISSN:0388788X)
巻号頁・発行日
vol.12, no.2, pp.135-139, 1977
被引用文献数
10

1. アユの人工種苗生産の過程で異常斃死した群の病稚魚を病理組織学的に検討した。2. その結果鰾内への餌の誤嚥と誤嚥によってひき起こされたと思われる細菌・真菌の鰾感染が認められた。
著者
今 攸 安達 辰典
出版者
公益社団法人日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.72, no.4, pp.673-680, 2006-07-15
被引用文献数
3 3

若狭湾沖に生息する最終末成体齢と若い成体(最終脱皮後<4年)のズワイガニが持つ卵巣卵数は,共に甲幅と正の相関にあり,前者の卵数は後者の62.8%と少なかった。これは卵巣発達時における体サイズの違いが原因しているとみられる。初産ガニと若い経産ガニ(1.5〜<4年)が持つ腹肢付着卵数も,共に甲幅と正の相関にあったが,前者の付着卵が末成体の卵巣に,後者の付着卵が若い成体の卵巣に由来していることから,前者は後者の66.3%であった。高齢の経産ガニ(>4年)が持つ両卵数は,甲幅との間に有意な関係が認められないうえ少なかった。
著者
今 攸 安達 辰典
出版者
公益社団法人 日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.72, no.4, pp.673-680, 2006 (Released:2006-07-27)
参考文献数
42
被引用文献数
4 3

若狭湾沖に生息する最終未成体齢と若い成体(最終脱皮後<4 年)のズワイガニが持つ卵巣卵数は,共に甲幅と正の相関にあり,前者の卵数は後者の 62.8% と少なかった。これは卵巣発達時における体サイズの違いが原因しているとみられる。初産ガニと若い経産ガニ(1.5~<4 年)が持つ腹肢付着卵数も,共に甲幅と正の相関にあったが,前者の付着卵が未成体の卵巣に,後者の付着卵が若い成体の卵巣に由来していることから,前者は後者の 66.3% であった。高齢の経産ガニ(>4 年)が持つ両卵数は,甲幅との間に有意な関係が認められないうえ少なかった。