著者
山本 隆司 伊藤 洋一 交告 尚史 斎藤 誠 仲野 武志 仲野 武志
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2006

これまで国内法として発展してきた行政法が、ヨーロッパ規模で形成されるようになり、また国際化している。こうした状況を整序する理論枠組として、次の2つを提示できる。第1に、憲法諸原理に含まれる古典的要素と機能的要素のバランス。第2に、多元的な法秩序間の調整。研究においては、これまで日本に紹介されたことがほとんどない、北欧の行政法の基本制度も分析した。