著者
柳井 健太郎 安井 徹 岸本 典也 伊藤 貞則
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. R, 信頼性 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.295, pp.1-4, 2008-11-07
参考文献数
2

RoHS指令により、六価クロム化成皮膜の代替品として、三価クロム系化成皮膜が広く使われるようになっている。しかし三価クロム系化成皮膜から六価クロムが検出され、その値は一定期間増加する。そこで三価クロム系化成皮膜処理を施したねじに対し、高温試験、高温高湿試験を行い、加速因子と加速試験法の適応性を検討した。その結果80℃95%RHの試験を行えば、六価クロムの経時変化は加速され、早期に六価クロム評価ができることがわかった。
著者
伊藤 貞則
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EMD, 機構デバイス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.434, pp.65-68, 2009-02-13
被引用文献数
1

欧州指令で臭素への規制が始まっている。その対応として欧州で採用されている赤りん系難燃剤の日本を含めた東南アジアにおける適応性について検討した。結果は高温多湿下で絶縁劣化のほかに接点腐食や付着による接触不良を起こしやすいので使用方法の制限が必要といえる。
著者
伊藤 貞則
出版者
日本信頼性学会
雑誌
日本信頼性学会誌 : 信頼性 (ISSN:09192697)
巻号頁・発行日
vol.30, no.8, pp.670-677, 2008-11-01
被引用文献数
1

市場の要求品質のレベルアップと軽薄短小,環境代替,新技術の投入などを含んだ新商品の開発期間の短縮化は,信頼性評価に対し入念な評価と早期の判断を要求することになっている.信頼性技術はこの要求に応えなければならない.本稿では如何に故障を炙りだすかの観点から筆者が経験した信頼性試験事例を中心に紹介する.