著者
佐山 七生
出版者
法政大学大学院
雑誌
大学院紀要 = Bulletin of graduate studies = 大学院紀要 = Bulletin of graduate studies (ISSN:03872610)
巻号頁・発行日
vol.74, pp.55-63, 2015-03-31

本研究の目的は,Waist-to-chest ratio(WCR)とSomatotypeの違いによって女性が感じる男性の外見的魅力にどのような変化が生じるかを検討することである。成人女性72名(M=26.69 歳,SD=5.50)に対し,男性のWCRとSomatotypeを変化させた画像(計24体)の評定を求めた。項目は「頭が良い」「お金持ち」「健康」「子供好き」「セクシー」「魅力的」の6項目で,それぞれどの程度あてはまるかを5段階で評定させた。その結果,「健康」「セクシー」「魅力的」から構成される身体的魅力因子が抽出された。そして,ectomorphic,endomorphic,mesomorphicでは低WCR,つまり逆三角形体型であるほど身体的魅力が高いという結果となった一方,averageでは WCR0.7を頂点とする逆U字型に身体的魅力が変化しており,男性のWCRとSomatotypeの違いによって女性が受け取る男性の外見的魅力の認知に違いがあることが明らかとなった。
著者
佐山 七生
出版者
法政大学大学院
雑誌
法政大学大学院紀要 (ISSN:03872610)
巻号頁・発行日
no.74, pp.55-63, 2015

本研究の目的は,Waist-to-chest ratio(WCR)とSomatotypeの違いによって女性が感じる男性の外見的魅力にどのような変化が生じるかを検討することである。成人女性72名(M=26.69 歳,SD=5.50)に対し,男性のWCRとSomatotypeを変化させた画像(計24体)の評定を求めた。項目は「頭が良い」「お金持ち」「健康」「子供好き」「セクシー」「魅力的」の6項目で,それぞれどの程度あてはまるかを5段階で評定させた。その結果,「健康」「セクシー」「魅力的」から構成される身体的魅力因子が抽出された。そして,ectomorphic,endomorphic,mesomorphicでは低WCR,つまり逆三角形体型であるほど身体的魅力が高いという結果となった一方,averageでは WCR0.7を頂点とする逆U字型に身体的魅力が変化しており,男性のWCRとSomatotypeの違いによって女性が受け取る男性の外見的魅力の認知に違いがあることが明らかとなった。