著者
喜入 暁
出版者
法政大学大学院
雑誌
大学院紀要 = Bulletin of graduate studies = 大学院紀要 = Bulletin of graduate studies (ISSN:03872610)
巻号頁・発行日
vol.72, pp.13-26, 2014-03

本研究では,脚−身体比(leg-to-body ratio: LBR)が身体形状の魅力認知に及ぼす影響について検討した。実験には40名が参加した。LBRの異なる男女各11パターンの身体形状のシルエットを呈示し,参加者はその身体の魅力度を含む様々な項目について,7段階で評定した。この結果,女性刺激において,LBRが高いほど魅力的であると認知されることが示された。実験結果に関して進化心理学的考察を行い,研究の限界点と今後の展望をまとめた。
著者
福井 弘教
出版者
法政大学大学院
雑誌
大学院紀要 = Bulletin of graduate studies = 大学院紀要 = Bulletin of graduate studies (ISSN:03872610)
巻号頁・発行日
vol.79, pp.227-235, 2017-10-31

「ギャンブル大国」と称される日本に、カジノという新たな選択肢の付加を想定した法的枠組みが構築された。詳細については現時点では不明な点もあるが、既存の公営ギャンブルに包含される公営競技については、売上減少対策以外の検証がほとんどなされていない。公営競技場は住宅地や学校など多様な建築物、公共施設と近い場所に立地するケースが多いが、本稿では「地域資源」である公営競技を、都市空間において多様なステークホルダーとの共存をいかに構築するかという点に着目して考察した。考察の結果、既存の枠組みにとらわれない、官官連携・官民連携が多様なステークホルダー間、相互に利益をもたらすことが示唆された。
著者
山口 剛
出版者
法政大学大学院
雑誌
大学院紀要 = Bulletin of graduate studies = 大学院紀要 = Bulletin of graduate studies (ISSN:03872610)
巻号頁・発行日
vol.74, pp.17-39, 2015-03-31

本研究は学習方略の使用に対して,時間がかかる,疲れを感じる,難しいというコスト感に注目し,方略使用への影響を明確にすることを目的とした。また,上述の影響に対する達成目標や自己効力感といった動機づけ要因の調整効果についても検討した。大学生 104 名を対象に調査を実施し,参加者の項目に対する回答をレベル 1,達成目標や自己効力感といった動機づけ要因をレベル 2 としたマルチレベル分析の結果,難しさの認知がもつ方略使用への負の影響がみられ,その影響は動機づけ要因の変数によって変化しなかった。最後に,コスト感を分ける意義と教育実践への介入を考察した。
著者
佐山 七生
出版者
法政大学大学院
雑誌
大学院紀要 = Bulletin of graduate studies = 大学院紀要 = Bulletin of graduate studies (ISSN:03872610)
巻号頁・発行日
vol.74, pp.55-63, 2015-03-31

本研究の目的は,Waist-to-chest ratio(WCR)とSomatotypeの違いによって女性が感じる男性の外見的魅力にどのような変化が生じるかを検討することである。成人女性72名(M=26.69 歳,SD=5.50)に対し,男性のWCRとSomatotypeを変化させた画像(計24体)の評定を求めた。項目は「頭が良い」「お金持ち」「健康」「子供好き」「セクシー」「魅力的」の6項目で,それぞれどの程度あてはまるかを5段階で評定させた。その結果,「健康」「セクシー」「魅力的」から構成される身体的魅力因子が抽出された。そして,ectomorphic,endomorphic,mesomorphicでは低WCR,つまり逆三角形体型であるほど身体的魅力が高いという結果となった一方,averageでは WCR0.7を頂点とする逆U字型に身体的魅力が変化しており,男性のWCRとSomatotypeの違いによって女性が受け取る男性の外見的魅力の認知に違いがあることが明らかとなった。