著者
佐藤 百合子
出版者
日本テレワーク学会
雑誌
日本テレワーク学会誌 (ISSN:13473115)
巻号頁・発行日
vol.10, no.2, pp.16-22, 2012

ワークに対する個人・社会・経営の各方面からの期待が高まっているが、テレワーク要請の本質や、ICTツールによるその要請に応える方法が、必ずしも十分に理解されているとは言えない。テレワークは確かに、女性に対しては大いに役立ってきたが、男性に対しては、一部を除いて未だ普及してはいない。それは、キャリア・ロスなどの問題が挙げられるが、さらに踏み込んでみると、そこにはコミュニケーションの問題があることがわかる。テレワークを取り入れていない企業でも、コミュニケーションの問題は起きており、解決策やコミュニケーションを基礎にした研修などが見られる。ましてや、自分の目の前から人がいなくなり、在宅で、あるいはサテライトオフィスで勤務しているとなると、大きな会議などは出てきてもらっても、それ以外のことはどのように対処すればよいか、わからない場合が多い。本稿では、この上司や同僚との間のコミュニケーションの問題に関したアンケート調査を基に、TCTツールの利用についてその利点を述べている。
著者
佐藤 百合子 昼間 行雄 牧野 昇 岩塚 一恵 北岡 竜行 近藤 静香
出版者
文化学園大学
雑誌
文化学園大学紀要 = Journal of Bunka Gakuen University (ISSN:21873372)
巻号頁・発行日
vol.47, pp.37-45, 2016-01

このインスタレーション作品は各専門分野の教員がそれぞれの素材を制作した共同制作による作品であり、音響を含めた空間を制作したインスタレーションである。 プロジェクション・マッピングでスクリーンとなりベースデザインとなる① . 着物の制作では日本文化を鑑賞できるよう、日本人に最も愛された桜の樹を①-1. デザインし、照明やプロジェクターの点灯していない暗転時間でも作品として鑑賞できるよう①-2. 蓄光顔料の使用を試みた。投影する② . 映像制作の②-1.3D グラフィックスでは桜の花びらが咲き散る様をダイナミックに演出し、着物のデザインと組み合わせ③ . アニメーションは学生の描いた女子高生のイラストを使用し、花札はコマ撮り方法でアナログ的な表現になるようまとめた。そして② -2. プロジェクション・マッピング技術により暗い空間に着物が光り浮かぶようセッティングした。④ . 音響制作は映像を鑑賞し映像に合わせたイメージと音調を考慮し④-1. 音源を制作し④-2. 正12 面体スピーカーにより効果的に演出した。 このインスタレーション作品はIFFTI2015 の公募企画で採択されサンタクローチェ聖堂で展示をした。