- 著者
-
冨永 章
- 出版者
- プロジェクトマネジメント学会
- 雑誌
- プロジェクトマネジメント学会研究発表大会予稿集
- 巻号頁・発行日
- vol.2014, pp.83-88, 2014
R&D投資額で日本は世界3位,登録パテント数で世界トップに位置づけられる.しかし国際的なイノベーション指標,競争力評価等では低迷しており,乗り越えるべきカベがある.具体的には戦略性,オープン性,結果への執着,的確な国際協業の不足などが指摘されるが,これらはR&D組織や企業だけでなく,関係する個々人にも求められるものである.本稿ではそのようなカベの正体を示し,乗り越えるのにPM視点で何にどう取り組むべきかを考察する.また,成果を出すイノベーター個人に共通の特徴をまとめ,リサーチに向くPM領域の追究を提案する.