著者
北口 善明 近堂 徹 鈴田 伊知郎 小林 貴之 前野 譲二
雑誌
研究報告インターネットと運用技術(IOT) (ISSN:21888787)
巻号頁・発行日
vol.2017-IOT-36, no.13, pp.1-8, 2017-02-24

各オペレーティングシステムの IPv6 実装が進んだことで,IPv6 ネットワークが提供されればクライアント端末は IPv6 通信が優先となるケースが増えてきている.一方で,現在 IP アドレス自動設定の手法としては RA や DHCPv6 を用いたステートレス ・ ステートフル設定が RFC で策定され,その組み合わせによってはクライアントの意図しない挙動を誘発するだけでなく,ネットワーク環境へ与える影響も考慮しなければならない.本発表では,各種クライアント OS における IPv6 実装状況の検証結果を報告するとともに,これらがネットワーク運用管理に与える影響について考察する.
著者
前野 譲二
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告コンピュータと教育(CE) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2006, no.130, pp.47-51, 2006-12-09

パスワードは,最も基本的かつ重要な認証方法として利用され続けている.個人別にカスタマイズされたサービスがWebによって多く提供されるようになっているが,ここでも認証はパスワードが基本である.このような状況の中,管理しなければならないパスワードの数は年々増加をしていくものと考えられる.一方で,パスワードに利用することのできる文字列長も長くなり,あるいはパスフレーズも利用することができるケースが増えているなど,パスワードに関して常識とされてきた状況は変化しつつある.それにもかかわらず,パスワードに関する教育にはあまり変化が見られない.本稿では,早稲田大学における利用者のパスワード設定傾向調査を含めて,パスワードとその教育について見直すことを提案する.Password has been the most basic and important sauthentication method. As more and more services are provided with the Internet, mostly with Web, we have to manage more passwords than ever. Although we haven't changed much the way to teach about password, circumstances have been changed. For example, we can use more than 8 characters. Not so many systems allow users to utilize operating system directly, that a compromised account doesn't necessarily mean compromise of a part of the system.This essay proposes we have to rethink about password scheme and its education.
著者
前野 譲二 原田 康也 楠元 範明 原田 康成 楠元 範明
出版者
早稲田大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

携帯電話端末上で語彙学習を行うため、インターフェースについて携帯電話の特性を考慮したプロトタイプを作成した。語彙学習に付いて、語彙の難易度に関する検討を行い、約10,000語の語彙について辞書や難易度データーが公表されている指標に基づいて難易度分類を行った。また、学習個別化のために項目応答理論に基づいた出題の自動化に関する検討を行った。