著者
加藤丈和
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告コンピュータビジョンとイメージメディア(CVIM) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.1, pp.161-168, 2007-01-12
被引用文献数
37

本稿では,非線形,非ガウス型の時系列フィルタリング法である,パーティクルフィルタについて,特にIsardらのCondensation法に代表されるコンピュータビジョンにおける対象追跡への応用に焦点を当て,理論と実装法を概説する.時系列フィルタリングに関する基本的な考えからから,カルマンフィルタなどの線形,ガウス型のフィルタリング手法,パーティクルフィルタによる非線形,非ガウス型への拡張について説明し,具体的な実装例を紹介する.This article introduces the theory and the implementation of Particle Filter that is one of non-liner and non-gaussian filter. This paper explains the basic idea of Filtering of time series, Kalman-Filter that is liner and gaussian filter and Particle Filter. We introduces the implementation of Paticle filter.
著者
加藤丈和
雑誌
情報処理学会研究報告コンピュータビジョンとイメージメディア(CVIM)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.1(2007-CVIM-157), pp.161-168, 2007-01-12

本稿では,非線形,非ガウス型の時系列フィルタリング法である,パーティクルフィルタについて,特にIsardらのCondensation法に代表されるコンピュータビジョンにおける対象追跡への応用に焦点を当て,理論と実装法を概説する.時系列フィルタリングに関する基本的な考えからから,カルマンフィルタなどの線形,ガウス型のフィルタリング手法,パーティクルフィルタによる非線形,非ガウス型への拡張について説明し,具体的な実装例を紹介する.
著者
加藤 丈和 松山 隆司
雑誌
研究報告モバイルコンピューティングとユビキタス通信(MBL)
巻号頁・発行日
vol.2011, no.6, pp.1-6, 2011-08-29
被引用文献数
3

本稿では,家電の状態や電力を計測する「スマートタップ」とホームサーバから構成する「スマートタップネットワーク」を用いた家電の電力見える化システムと,見える化システムを実装したスマートマンションルームにおけるエコ生活実証実験について述べる.本システムでは,家庭内の全ての家電や照明の消費電力を個別に計測し,リビングのテレビとゲーム機を用いたインターフェースによって居住者にリアルタイムに提示することで,消費電力を見える化し節電を促すことができる.また,各スマートタップは家電認識機能を実装し,あらかじめ家電を接続する場所を固定しなくても,どこでどの家電を利用したかを自動で判別し,家電ごとの電力使用量を計測することができる.提案する見える化システムをマンションの一室に実装し,実際に生活して本システムの効果を実証した.This paper describes electorical power visualization system based on smart tap network. The smart tap network is an electrical power sensing and control network constructed by from Smart Taps (intelligent outlet with voltage/current sensor, signal processor and wireless communication ). Our system monitor the power consumption for all appliances in a home and promotes saving electricity for the user. The function of appliances recognition is implemented on the smart-taps. We introduce the smart-tap netowrk and visualization system to the apartment room and eveluate effectiveness of our system by real-life experiments.
著者
北川 洋介 加藤丈和 呉海元 和田 俊和
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告コンピュータビジョンとイメージメディア(CVIM) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2005, no.88, pp.17-24, 2005-09-05
被引用文献数
3

我々は,一枚の入力画像から黒目の輪郭を抽出し,楕円をフィッティングして,その形状に基づいて視線方向を推定する手法を提案している.しかし,まぶたと黒目の境界線と,黒目の輪郭との区別は一般的こ困難である.この問題を解決するために,本論文では,まぶたと黒目の輪郭をもつアイモデルを構築し,それを用いて安定かつ正確に黒目の輪郭を追跡する方法について検討する.瞬きのある場合にも追跡できるようにするためにcondensationを採用し,黒目のエッジの向きと黒目の輝度を考慮した尤度を擾案する.We have proposed an algorithm for stimating the visud direction using iris contours. The iris contours are detacted from an input image and fitted with ellipses. However, it is difficult to detect the iris contours without the boundaries between an eyelid and the iris. In order to solve this problem, we propose an simple eye-model that onsists of the iris contours and the eyelids. This paper describes how to track the iris contours correctly and robustly by using the eye-model. We use Condensation algorithm for tracking stably the iris contours against blinking and propose a likelihood function Insed on directions of iris contours and a brightnas of iris region.
著者
和田 俊和 中村 恭之 加藤 丈和
出版者
和歌山大学
雑誌
萌芽研究
巻号頁・発行日
2006

本研究では,単一静止画像からの高解像度画像生成法Hallucinationを高精度化する方法について検討を行なった.昨年度はHallucinationによって生じるブロックノイズの除去方式および最近傍探索アルゴリズムの高速化について検討したが,今年度は最近傍探索アルゴリズムの高速化と全く別方式のHallucinationアルゴリズムの開発を行った.前者に関しては,昨年度提案したPrincipal Component Hashing(PCH)を改良し,Adaptive PCH(APCH)を提案した.これは,PCHでは画像データの分布が正規分布に従うものと仮定していたが,一般の分布では,必ずしも効率の良い探索が行えなかった.これを一般分布に対しても効率が良くなるように,累積ヒストグラムとそれを参照した2分探索木を用いたHash関数を導入した.これにより,任意のデータ分布に対してLSHや従来のPCHよりも効率の良い最近傍探索が行えることを示した.後者については,大量の画像集合から構成した部分空聞を利用して,入力画像の一部から残りの部分を推定する写像計算法について検討を行い,通常の部分空間を用いた写像では入力画像の面積が小さくなると多重共線形性の問題が発生することを明らかにした.さらに,その問題を回避するためにマハラノビス距離を最小化する出力を推定するMaximum Mahalanobis-distance Mapping(M3)を提案し,多重共線形性の問題を回避することができることを示した.さらに,これを画素間引きした画像に適用し,低解像度顔画像から高解像度顔画像が生成できることを示した.