著者
李寧 富岡洋一 宮崎昭彦 北澤仁志
雑誌
第76回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, no.1, pp.117-118, 2014-03-11

近年FPGAの大規模化により,FPGAを用いた並列数値計算においても浮動小数点演算が用いられるようになってきた.本研究ではFDTD法を対象とした浮動小数点演算器の構成法を提案し,Altera社が提供しているメガファンクションやfreeの浮動小数点演算器合成ツールFloPoCoに比較して,チップ内により多くのPEを実装可能であることを示す.
著者
李 寧 富岡 洋一 北澤 仁志
雑誌
研究報告システムとLSIの設計技術(SLDM)
巻号頁・発行日
vol.2015-SLDM-169, no.31, pp.1-6, 2015-01-22

近年,Deep Neural Network(DNN) による機械学習が画像の判別や音声の認識など,様々な分野で注目されている.一方,DNN の学習と構造の最適化には膨大な計算時間と高性能の計算機を要する.本研究ではDeep Convolutional Neural Network (DCNN) の学習や構造の最適化を高速に実行することを目的として,学習と識別の高速処理に適した 2 次元アレイ型のハードウェアの構成を示す.また,同期シフトデータ転送に基づいた FPGA での実装結果及び処理速度の予測を示す.
著者
北澤 仁志 李 竹 藪田 顕一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SIP, 信号処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.3, pp.49-54, 2008-04-10

各部分の対応が分かるような正確な移動物体の抽出と追跡は,行動の解析などのために重要である.本研究では,時空間中でのブロックの排他的対応に基づく移動物体の抽出と追跡手法を提案する.現在のフレームと前フレームの全ブロック間の類似度をコストとして,ブロック間の排他的マッチングを"部分的割当問題"として解き,ブロック間の対応を求める.また,複数フレームを同時に扱うことでオクルージョンがあっても正確な追跡が継続できることを示す.