著者
吉村 忠与志 八木 徹 千田 範夫
出版者
日本コンピュータ化学会
雑誌
Journal of Computer Chemistry, Japan (ISSN:13471767)
巻号頁・発行日
pp.2016-0046, (Released:2017-04-14)
参考文献数
5
被引用文献数
1

分子モデリングソフトウェアには3Dプリンタ用STLファイルを創出するものが開発されていない.そのため,いろいろな機能を付加した研究が進む中で,Winmostarで作成できるVRML形式ファイルをBlenderでSTLファイルに変換して分子軌道モデルを3Dプリンタで作成することができた.これによって,分子軌道の3Dモデルを簡単に作成できることから,この方面でのますますの利用を期待できる.
著者
吉村 忠与志 千田 範夫
出版者
日本コンピュータ化学会
雑誌
Journal of Computer Chemistry, Japan (ISSN:13471767)
巻号頁・発行日
vol.15, no.1, pp.7-12, 2016 (Released:2016-04-25)
参考文献数
8
被引用文献数
2 2

3Dプリンタで分子モデルを作成するためにSTLファイルを創出できるCADを探したが見つけることができなかったので,分子モデリングソフトで分子データ(原子の位置x,y,zデータ)を作成し,それをSTLファイルに変換できるOpenSCAD言語でプログラミングすることで分子モデルの3Dプリンタ用ファイルを作成してきた.その一連の作業を分子モデリングソフトWinmostar (V6.003)で実現したことを報告する.これによって,OpenSCAD言語を理解することなく,分子モデルの3Dプリンタ用ファイルを作成することができる.
著者
吉村 忠与志 八木 徹 千田 範夫
出版者
日本コンピュータ化学会
雑誌
Journal of Computer Chemistry, Japan (ISSN:13471767)
巻号頁・発行日
vol.16, no.1, pp.22-27, 2017 (Released:2017-05-03)
参考文献数
5
被引用文献数
1

分子モデリングソフトウェアには3Dプリンタ用STLファイルを創出するものが開発されていない.そのため,いろいろな機能を付加した研究が進む中で,Winmostarで作成できるVRML形式ファイルをBlenderでSTLファイルに変換して分子軌道モデルを3Dプリンタで作成することができた.これによって,分子軌道の3Dモデルを簡単に作成できることから,この方面でのますますの利用を期待できる.
著者
石塚 英弘 伊藤卓 竹内 敬人 千原 秀昭 中野 英彦 眞野 倖一 吉村 忠与志 中西 敦男 田中 洋一
雑誌
情報処理学会研究報告情報学基礎(FI)
巻号頁・発行日
vol.1994, no.95, pp.1-8, 1994-11-09

93年1月号からSGML方式全文DBによる電子出版になった日本化学会欧文誌の電子投稿の研究である。94年4月、日本化学会は広く使用されているワープロソフトMS Wordのスタイルシート機能を使った電子投稿の実験を開始した。この手法は、)投稿者にSGMLを意識させない、)交換フォーマットであるRTF(ch Text Form)を使用するため、プログラムでSGML方式全文DBに変換できる、)他のワープロソフト、WordPerfect,PageMakerでも投稿可能、などの長所を持つ。This paper reports a method of electronic contribution by an author to "Bulletin of the Chemical Society of Japan", that has been published with a SGML-based system since January 1993. Chemical Society of Japan started an experiment of electronic contribution using a style sheet function and RTF (Rich Text Format: an exchange format) of Microsoft Word, which is one of the most popular word-processing software. This method has the following features; (1) an author need not know SGML; (2) contributed file in RTF can be converted to SGML-based full-text database by a program; (3) the method can be used in other word processing software: WordPerfect or PageMaker.
著者
吉村 忠与志 千田 範夫
出版者
日本コンピュータ化学会
雑誌
Journal of Computer Chemistry, Japan (ISSN:13471767)
巻号頁・発行日
pp.2015-0074, (Released:2016-03-18)
参考文献数
8
被引用文献数
3 2

3Dプリンタで分子モデルを作成するためにSTLファイルを創出できるCADを探したが見つけることができなかったので,分子モデリングソフトで分子データ(原子の位置x,y,zデータ)を作成し,それをSTLファイルに変換できるOpenSCAD言語でプログラミングすることで分子モデルの3Dプリンタ用ファイルを作成してきた.その一連の作業を分子モデリングソフトWinmostar (V6.003)で実現したことを報告する.これによって,OpenSCAD言語を理解することなく,分子モデルの3Dプリンタ用ファイルを作成することができる.
著者
吉村 忠与志 藤沢 千尋 上島 晃智
出版者
福井工業高等専門学校
雑誌
福井工業高等専門学校研究紀要. 自然科学・工学 (ISSN:03863352)
巻号頁・発行日
vol.41, pp.29-34, 2007-11

Recently, EM bacteria have been used for the purification of sewage. EM bacteria are effective microorganisms that contain Lactobacillus bacteria, yeast, mold, and photosynthetic bacteria. Handling of the EM1 material, which was provided by the EM Laboratory, is inconvenient because the material is a liquid. This study examines the facilitation of handling by immobilizing the EM1 liquid on solid materials, which are porous and adsorptive. We developed materials that immobilized the EM bacteria for purifying sewage. The materials examined are bamboo charcoal, coal ash (clinker ash), and porous tuff. All of these materials are EM bacteria carriers.
著者
吉村 忠与志
出版者
公益社団法人日本分析化学会
雑誌
分析化学 (ISSN:05251931)
巻号頁・発行日
vol.37, no.11, pp.612-618, 1988-11-05
被引用文献数
7 2

複数種の半導体ガスセンサーを集合させたシステムを作り,そのセンサー応答を計測し,それらのデータをパターン認識法を用いて解析することにより,化学物質のにおい識別を試みる研究を進めていく中で,計測データの精度管理は重要な研究ポイントである.本報告において,化学物質のガスに対して多少なりとも選択性を有している市販の半導体ガスセンサーを8種類複合させて用いた場合の同時計測データの精度管理とセンサーの対ガス選択性の向上についてその成果を報告する.センサーシステムの雰囲気条件の設定が重要である.個々の設定条件の中で,化学物質のガスを注入した後(サンプリングごとに)に行うセンサーの洗浄には,エアブラシ法を開発し実用化した.この方法により,ガスセンサーのエアレベル(センシング・ベース)を一定に確保することが可能になり,個々の異種センサーを一定の条件下で同時計測に用いるうえで,有効な再現性を実現することができた.その結果,客観視のむずかしいにおいの識別のために有効なパターンベクトルを得ることができるようになった.