著者
菅原 崇行 樺沢 正之 宮永 喜一 吉田 則信
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CAS, 回路とシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.100, no.573, pp.65-70, 2001-01-24
参考文献数
5
被引用文献数
2

本文では、アナログ回路を用いたフーリエ変換器の設計について報告する。古くから信号処理の領域において、フーリエ変換による短時間スペクトル分析は非常に有効な手法であり、多くの応用に利用されている。我々がすでに提案している音声認識システムも短時間フーリエ変換処理を音声波形の前処理に利用しているが、本システムでは変換後のデータクラスタリング・ラベリング部分がアナログ回路化されているため、短時間フーリエ変換器をアナログで構成することが望まれていた。本文ではキャパシタの構成をメッシュ形にしたCマトリクスを用いることにより、シンプルな回路構成でチップ面積の最小化が可能なアナログ回路による実現を示す。
著者
今川 直樹 中垣 淳 宮永 喜一 吉田 則信
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CAS, 回路とシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.100, no.573, pp.51-56, 2001-01-17

音声信号のスペクトル推定法として、線形予測法があげられる。従来の線形予測法では、女性や子供の声などのピッチ周波数の高い音声信号を分析する場合、ピッチの影響を受けることによって必ずしも正確なスペクトル包絡の形やホルマント周波数を推定できるとは限らなかった。したがって、ピッチの影響を取り除くことが重要になってくる。本論文では、線形予測法によって音声信号のスペクトル包絡を推定する過程の中で、ケプストラム分析を用いることによって、入力音声信号のピッチの影響を取り除いてからスペクトル包絡を推定する手法を提案する。本論文のスペクトル推定法を用いてピッチ周波数の高い子供の声を分析すると、従来の線形予測法に比べてより精度の高いホルマント周波数の推定ができる。
著者
佐藤 弘明 吉田 則信 宮永 喜一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. C, エレクトロニクス (ISSN:13452827)
巻号頁・発行日
vol.84, no.10, pp.954-963, 2001-10-01
被引用文献数
22

フォトニック結晶は, ある波長帯の光を強く遮へいするストップバンド特性(フォトニックバンドギャップ:PBG)を有し, 光ファイバやスラブ導波路のような弱導波の導波路では実現できない波長程度の鋭い曲がり等を有する微細構造デバイスの製作の可能性が期待されている.しかし, それらの設計・製作には多くの困難が予想され, シミュレーションによる特性の把握と予測は必要不可欠であり, これまでFDTD法やBPM等で解析されてきている.特に, 機能的光回路デバイス製作のためには, 分散性や非線形効果を有する誘電体を含むフォトニック結晶光導波路構造の全体的解析が必要不可欠である.本論文では, 凝縮節点空間回路網における媒質条件の取扱いの特長を生かして, 種々の媒質を含んだフォトニック結晶光導波路構造の基本特性について明らかにする.