著者
中村 正幸 楊 毓英 窪田 昭真 清水 洋 三浦 裕 和崎 克己 師玉 康成 滝沢 正臣
出版者
一般社団法人 日本医学物理学会
雑誌
医学物理 (ISSN:13455354)
巻号頁・発行日
vol.23, no.1, pp.30-39, 2003

A network of the emergency telemedicine for mountain climbers in Japan Alps area has been developed. The network consists of 2.4GHz wireless LAN with over 30 km distance to be connected the Cable TV LAN. We confirmed that this network is able to transfer the high quality video and audio signal suitable for the telemedicine between the mountain huts and hospitals. In this paper, we pointed out the shortcomings of wireless LAN system and cable TV network system in use, for the telemedicine, and wireless LAN module covered more than 30km and a extension system of upstream frequency bandwidth for Cable TV network. Experiments suggested that a low cost and long distance wireless LAN is useful for mountain climber's emergency telemedicine.
著者
和崎 克己 下井 信浩 滝田 好宏
出版者
一般社団法人 画像電子学会
雑誌
画像電子学会研究会講演予稿 画像電子学会第196回研究会講演予稿 (ISSN:02853957)
巻号頁・発行日
pp.3, 2002 (Released:2003-05-27)

本論文は、IRカメラを使用した、遠隔からの埋設地雷及び散布地雷の探知について述べたものである。このため、時間差分のIR画像を用いた、並列画像処理による対象物検出方法について提案する。対人地雷を探知するためには努めて遠隔から探知することが望ましい。埋設されている対人地雷の場合には、埋設地雷と地中の温度差が十分あれば放射熱の違いにより探知することが可能である。地域に冷水を散布して地表面を冷却させ、赤外線カメラによって測定する. このとき、土と埋設物(地雷)の放射熱の違いと、その冷却速度の差により、時間差分画像を得る。各画像はLinuxプラットフォーム上に実装された画像処理プログラムにより、実時間かつパイプライン的に処理される。
著者
岩本 一樹 和崎 克己
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ICSS, 情報通信システムセキュリティ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.111, no.82, pp.57-62, 2011-06-09

多くのマルウェアはパッカーと呼ばれるコードを圧縮し難読化するプログラムでパックされており,そのままでは解析できない.そこでパックされたプログラムから自動的にオリジナルのコードを抽出するアンパッカーが研究されている.アンパッカーで問題となるのは,オリジナルのエントリーポイントの特定とオリジナルのコードが展開されたことを確認してアンパック作業の終了を決定することである.本研究では多くのマルウェアは既知のコンパイラで作成されていることに注目し,ランタイムライブラリのコードと比較することで,この問題の解決を試みた.
著者
岩本 一樹 和崎 克己
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ISEC, 情報セキュリティ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.397, pp.107-113, 2007-12-12
参考文献数
13
被引用文献数
2

コンピユータウイルスの亜種判定について、コード内のAPI呼び出しや制御フローを静的解析することにより、特徴抽出と種の分類を行う手法について述べる。具体的には、収集したウイルスの実行可能コード(Win32)を逆アセンブルし、マルウェアとして特徴・影響があると思われるAPIの呼び出しグラフを作成し、既に解析済みの種と比較することで、新種・亜種の別などの検査を行う。また、いくつかの亜種の特徴の共通部分グラフをとることで、種の特徴抽出も試みた。