著者
江口 翔太 坂口 裕一 小野 智司
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 平成26年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第67回連合大会)講演論文集
巻号頁・発行日
pp.541-542, 2014-09-11 (Released:2016-02-10)

差分進化(Differential Evolution: DE)はシンプルかつ頑健なアルゴリズムであることから,様々な分野で利用されている.しかし,問題の特徴が未知の問題に対して最適な制御パラメータを設定することは困難であり,ユーザにとって大きな負担となっている.近年,制御パラメータを探索中に調整する自己適応型差分進化(self-adaptive DE: jDE)が優秀な探索性能を持つことから注目されている.さらに,適応型DEとしてJADE,SHADEが良好な性能を示している.本研究では,これらのDEをベンチマーク関数によって評価実験を行い,各アルゴリズムの性能比較を行う.
著者
坂口 裕一
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.569, pp.134-139, 2003-03-10

昨年12月13日、『日本経済新聞』の朝刊1面に掲載された記事「IP電話全面導入—東京ガス 通信コスト半分以下に」は大きな反響を呼んだ。東京ガスと、今回のネットワーク構築を手掛けるNTTデータには、記事掲載から約2カ月間で百数十件もの問い合わせが寄せられた。その中心はユーザー企業だったという。
著者
佐多 恵悟 松山 開 坂口 裕一 中山 茂 小野 智司
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌数理モデル化と応用(TOM) (ISSN:18827780)
巻号頁・発行日
vol.7, no.1, pp.84-93, 2014-03-28

近年,Span Programに基づく論理式評価の量子アルゴリズム(Span-Program-based Quantum Algorithm: SPQA)が注目されている.SPQAに適した量子クエリ計算量が少ない最適なSpan Programの導出は,一般的な手法が見つかっておらず,対象となる論理式ごとに専門家が試行錯誤的に導出している.特に,入力ビットが多い論理式では行列の要素数が指数関数的に増加するため,導出が困難である.本研究では,量子クエリ計算量が少ない最適なSpan Programの導出を最適化問題として定式化し,進化計算を用いて近似解を導出する手法を提案する.In recent years, Span-Program-based Quantum Algorithm (SPQA) for evaluating Boolean formulas has been paid attention. However there has been no general method to derive optimal span program, which make the quantum query complexity of SPQA the least, and only professionals can derive for each formula through trial and error. Especially, it is difficult to derive span program for a formula with many input bits because number of elements of its matrix will increase exponentially. This paper proposes a method for optimal span program derivation, which formulates the problem as an optimization problem and solves it by evolutionary computation.