著者
城島 貴弘 子林 秀明
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告マルチメディア通信と分散処理(DPS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.117, pp.23-28, 2008-11-20
被引用文献数
1

近年インターネットの普及と Web サービスの発達により、ネットバンキングやイーコマース (EC) などのオンライン上での商取引や物販、金融サービスが既に一般化している。しかし、銀行の窓口業務における口座開設やローン相談など、対面による接客によって契約が成立するサービスについてはオンライン化がまだまだ困難である。本稿では、リモートに離れたユーザ同士が共通の Web ページを同時に共有操作可能な Web ページ共有方式を提案し、これを用いた対面業務のオンライン化手法及びその課題について検討する。As the spread of the Internet and the advances in Web services, such as trading services, net-banking services, e-commerce services and so on, online services based on World Wide Web has been a commonplace. But it is still hard to make an online service of meeting sales such that the window services on a bank: an account opening application, a consultation of loan, and so on. So we propose the web page sharing method that makes it possible for each remote user to operate a web page simultaneously, and discuss some troubles on filling out an application of web form.
著者
大西 健夫 城島 貴弘
雑誌
研究報告モバイルコンピューティングとパーベイシブシステム(MBL) (ISSN:21888817)
巻号頁・発行日
vol.2016-MBL-79, no.26, pp.1-6, 2016-05-19

近年のスマートフォンの普及により、携帯端末において様々なアプリケーションの利用が可能となっている。このようなアプリケーションの多くはモバイルネットワークを介して通信を行っており、市街地や駅などの人口密集地帯においては多数の通信が集中することによる通信品質の劣化が発生する。ネットワーク側では、現状、端末の現在と過去の通信に基づいて通信リソースの割当制御を行っている。ネットワーク側で端末が今後行う通信を予測できれば、より効率的なリソース制御を行い、混雑地における品質劣化の緩和することが可能となると期待される。本稿では、スマートフォンにおける通信の特性を調査し、10 秒程度の近い将来においてスマートフォンが通信を行うか否かを予測するための方式を提案する。