著者
田中 耕平 堂薗 浩
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NC, ニューロコンピューティング (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.328, pp.83-88, 2007-11-11
参考文献数
4
被引用文献数
1

音楽情報の自動分類システムの1つとして,MIDIによって作られた楽曲を,自己組織化マップを用いて分類する実験を行った.MIDIは楽曲の譜面情報を電子化したもので,楽曲を再生するためのすべての情報を表現することができる.本研究においては,MIDIのデータから1小節ごとあるいは曲全体を入力ベクトルに変換し,自己組織化マップに学習させることで,ロック,ジャズ,ブルース,カントリー,ラテンのようなジャンルごと,または曲ごとに分類され学習することが可能であるか実験を行った.
著者
中國 真教 堂薗 浩 原 重臣 野口 義夫
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告コンピュータセキュリティ(CSEC) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2000, no.9, pp.1-5, 2000-01-21
被引用文献数
1

本研究では,UNIXワークステーションをある利用者が利用する際,その利用者のキーボード入力の特徴を捉えることにより不正利用者の判別を行う.キーボード入力の癖は,利用者それぞれに特徴があり,例えば,入力ミスの多いキーやキーボード入力の速度,実行するUMXコマンドの種類やオプションの使い方など,キーボードの操作やUNIXの操作の熟練度の違いによりキーボード入力の特徴が異なる.このような判断基準を設け,利用者が実際にどのような操作を行ったのかをキーボードから直接情報を取得し,利用者の特徴や癖をコンピュータが学習することにより不正利用者の判別を試みる方法について実験し考察を行う.When a user uses a workstation, the distinction of the injustice user will be possible by reading the characteristics of the user's keyboard input and learning. For example, the user will be dentified by the habits: the UNIX command that it is carried out, the keys which are mistyped, and the speed of the keyboard inputs in the session. User's characteristics can be read from input of keyboard constancy and learned by computer, and the distinction of the automatic injustice user will be possible. We made some experiments of this method and the results are reported in this paper.
著者
田中 耕平 堂薗 浩
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NC, ニューロコンピューティング (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.281, pp.43-48, 2008-10-31

音楽情報の自動分類の1つとして,MIDIによって作られた楽曲を,時系列情報のモデル化に有効である隠れマルコフモデル(Hidden Markov Model,HMM)を用いて表現し,HMMをノードとする自己組織化マップを用いて分類する実験を行った.MIDIは楽曲の譜面情報を電子化したもので,楽曲を再生するためのすべての情報を表現することができる.本研究においては,MIDIのデータから1小節毎の音高列を,発音時刻モデルにおいて尤度が最大となるHMMを持つノードを勝者ノードとし,自己組織化マップをバッチ学習させることで,音楽情報の特徴を抽出し,複数の音楽ジャンルごとに分類されるように学習することが可能であるか,実験を行った.