著者
中田 敦 大和田 尚孝
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.784, pp.20-27, 2011-06-09

みずほフィナンシャルグループ(FG)は5月20日、みずほ銀行が3月に引き起こした大規模システム障害の全貌を明らかにした。本誌が合計38ページの報告資料を検証したところ、30の不手際が重なり影響が拡大した事実が判明した。 大規模障害を招いた直接の原因は、システム部門の不手際だ。システム全体の仕様や機能をつかみきれず、障害後には運用ミスを重ねた。
著者
大和田 尚孝
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.714, pp.108-115, 2008-10-01

「数は力だ」。京都銀行の北山裕治執行役員システム部長はこう断言する。同行は13地銀が参加する最大陣営「地銀共同センター」の第1号ユーザー。複数の地銀が集まることでシステムの維持コストを下げられた。各行が知恵と開発費を出し合い豊富な機能を実現。ベンダーへの発言力も増した。
著者
田村 俊一 降旗 淳平 大和田 尚孝
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1138, pp.118-121, 2002-04-22

新生みずほが発足した4月1日、同行のATM(現金自動預け払い機)が出力したのは、紙幣や伝票ではなく、みずほフィナンシャルグループが経営不在であることの証明書だった。 経営の混乱は至る所で見られた。まず大規模なATM障害が発生した翌日の4月2日。同行は障害の範囲と原因が完全に究明されていないにもかかわらず、早くもATMの復旧宣言を出した。
著者
大和田 尚孝
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュータ = Nikkei computer (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.939, pp.50-58, 2017-05-25

米スプリントが2017年5月3日に発表した2016年度(2017年3月期)決算の通期営業利益(米国会計基準)は黒字幅が増加。通信網を改善したことから、通信回線のデータ通信速度が向上して回線契約数が伸びた結果だ。 スプリントは長く不振が続いていたが2015年度に9年ぶ…
著者
大和田 尚孝
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.721, pp.52-67, 2009-01-15

2009年1月1日、日本IBMのトップが9年1カ月ぶりに交代した。大歳卓麻社長兼会長(60)は代表権のない会長に退き、代わって橋本孝之取締役専務執行役員(54)が社長に就いた。 「日本の顧客のニーズにしっかり応えていきたい」。大納会も終わった2008年12月30日午後4時半から開かれた緊急会見で、新社長の橋本氏は顧客志向を繰り返し強調した。
著者
戸川 尚樹 大和田 尚孝 星野 友彦
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.582, pp.44-85, 2003-09-08
被引用文献数
3

「経営とITのかい離」、「個別最適の横行」、「システムの柔軟性の欠如」——。日本の情報化を阻む諸問題を解決する手段として、一部の企業・組織の注目を集めている手法がある。 その名も「エンタープライズ・アーキテクチャ(EA)」。EAは果たして企業情報システムの救世主になり得るのか、それとも単なる流行語の一つに過ぎないのか。