著者
谷口 倫一郎 大田友一 美濃導彦 石黒 浩 桑島 茂純 和田 俊和
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告コンピュータビジョンとイメージメディア(CVIM) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2002, no.2, pp.85-87, 2002-01-17

「大量カメラを用いなければ得られない情報とは何か」、「大量カメラを用いたシステムにおいて通信が果たす役割」、「大量カメラを用いたシステムの今後の展望」などのテーマについて各パネラーの意見を述べ、これをもとにして「大量カメラとネットワーク」の今後について展望する。In this panel, we will discuss varieties of topics, e.g.,``What is the intrinsic information obtained only by mass-camera system?'', ``What is the role of `communication' in mass-camera system?'', ``Future systems based on mass-camera''. Through the discussions, we hope to have a vision of the future in this research field.
著者
池田 克夫 大田友一 上野 恵美子
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.26, no.5, pp.862-869, 1985-09-15
被引用文献数
6

分かち書きされていない日本文手書き原稿の認識において 文字認識の後処理として 単語および単語間の接続の二つのレベルで検定を行い 文字認識率を向上させることを試みた.文字認識の結果は 各文字位置に対する10個の候補文字として与えられる.この候補文字列中から 語彙辞書を用いて可能性のある単語を抽出する.さらに 単語間の接続条件した接続テーブルを用いて接続検定を行うことにより 文法的に合法な文字列を構成しうる文字のみを拾い上げる.語彙辞書や接続規則の構成は コード入力された文章の構文解析の場合と異なり 欠落や暖昧な文字を多数含む候補文字列との照合を必要とする 手書き文字認識処理の性質を考慮したものとなっている.本処理により 正解文字が第1位に現れる率である第1位認識率が 文字認識段階での第2?3位認識率にまで向上する.また各文字について10個ずつ与えていた候補文字を 1?3個程度に減らすことができるので 文字選択の操作が容易になると考えられる.