著者
田内 裕人 天口 英雄 河村 明 中川 直子 古賀 達也
出版者
一般社団法人 地理情報システム学会
雑誌
GIS-理論と応用 (ISSN:13405381)
巻号頁・発行日
vol.22, no.2, pp.93-102, 2014-12-31 (Released:2019-02-28)
参考文献数
13
被引用文献数
2 2

In this study, a new automated construction method of minute road segments is developed. Numerical simulation models for rainfall-runoff and flood inundation model considering process on roads were based on so-called “Minute road segments” that are formed as simple shape polygons to calculate the flow on roads. In the developed method, firstly crossroads are demarcated from road sections of uninterrupted flow in order to simplify a polygon of road. Secondly road sections and crossroads are divided into minute road segments. The developed method was applied for Kanda catchment and the shapes of minute road segments were validated.It was demonstrated that minute road segments can be created by using the method of this study.
著者
石原 成幸 河村 明 高崎 忠勝 天口 英雄
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集G(環境) (ISSN:21856648)
巻号頁・発行日
vol.73, no.5, pp.I_291-I_301, 2017 (Released:2018-01-15)
参考文献数
35

渋谷川は東京都管理の二級河川であり,渋谷駅上流部が暗渠化されたことで夙に知られている.渋谷駅周辺では現在,複数の再開発事業が相互かつ緊密に連携しながら進行中であり,これら再開発の一環として渋谷川でも河川敷地占用許可準則の特例占用を活用した親水施設整備など,河川と街づくりが一体となった沿川環境整備が進められている.本論では同駅周辺の再開発を契機として,豊かな環境空間が甦るに至った渋谷川における河川改修と下水道整備計画の変遷のとりまとめを通じ,これまで余り知られていなかった事実関係,また従来注目されてきた河川の下水道幹線化計画とは別次元で河川の覆蓋化計画が検討されたが,開渠のまま残された背景などを新たに明らかにした.さらに今後の都市河川における河川環境の再生方策等についても言及を試みたものである.
著者
岡元 宏薫 河村 明 天口 英雄 中川 直子
出版者
水文・水資源学会
雑誌
水文・水資源学会研究発表会要旨集
巻号頁・発行日
vol.23, pp.123-123, 2010

著者は全国一級水系代表観測点のみを対象としたDVDによる流量年表データベースの日流量データを流量年表のそれと比較・精査することにより,DVD日流量データの入力ミスを抽出しその成因について考察し,また流量年表自体の日流量データの誤記についても検証を行っている.本研究では,全国一級水系代表観測点を対象に,DVD日流量データの入力ミスを補正し,また流量年表自体の日流量データについては明白な誤記についてのみ補正を行い日流量データの再構築を行った.次いで,再構築日流量データを月流量データに累積し,これを流量年表に記載され正しいと考えられる月流量データと比較することにより,本再構築データで補正しきれていないデータについて検討を行った.
著者
中川 直子 河村 明 天口 英雄
出版者
水文・水資源学会
雑誌
水文・水資源学会研究発表会要旨集
巻号頁・発行日
vol.23, pp.143-143, 2010
被引用文献数
1

高速道路におけるサービスエリアは,「駐車場」「トイレ」「電話」「園地(休憩スペース)」を基本施設として,またこれらに付帯する形で「飲食施設」「物販施設」等が整備されており,大多数の国民が使用することから,快適・清潔・安全であり,かつ環境に負荷を与えないことが要求されている.NEXCO東日本の約300ヶ所のサービスエリアでは,各サービスエリア平均して50-80のトイレ設備を有しており,近年多様な水回り改善が進められているが,水消費量,電力消費量およびこれらに伴うコストが膨大である.そこで本研究では,トイレ使用の多い高速道路サービスエリアに着目し,今回は既存のトイレ施設を男子用無水小便器及び洗浄水循環型尿分離トイレに交換することによる環境負荷削減効果および費用便益に関する考察を行った.