著者
林 俊信 奥村 理子
出版者
日本デジタル教科書学会
雑誌
日本デジタル教科書学会発表予稿集
巻号頁・発行日
vol.9, pp.39-40, 2020

<p>本稿では、2020年3月から行われた全国の学校休校措置で生じた学習機会の損失について、デジタル教材を用いることで、一定量の学習保証を行うことができたことを報告する。デジタル教材は、個別最適化の機能を持ち、個々の学習記録を詳細に確認できるものである。調査対象者は、無学年式デジタル教材「すらら」を学校・学年単位で導入した組織である。休校措置期間と通常期間における利用時間に関して、休校の時期でも一定の学習機会を維持することができた。個別最適化機能を持った教材は、教員との密な時間確保がままならない休校期間中の有効な打開策の一つとなった。今後、Society5.0に向けた日本社会では、修得主義[1]やAI活用を求められているため、社会展開の一端として、児童・生徒へ還元される方法も模索していく。</p>
著者
中津 智史 奥村 理 山木 一史
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物学会紀事 (ISSN:00111848)
巻号頁・発行日
vol.76, no.3, pp.416-422, 2007 (Released:2007-08-10)
参考文献数
22
被引用文献数
2 4

道内の主要なコムギ8品種(秋まきコムギではホクシン, タイセツコムギ, ホロシリコムギ, キタノカオリ, きたもえとチホクコムギ, 春まきコムギでは春よ恋とハルユタカ)について, 主として麺帯の明るさ(L*)とゆで麺の硬さ(切断抵抗値)の面から, 中華麺への加工適性を評価するとともに, 市販の中華麺用粉と比較をおこなった. 麺帯のL*は品種間差が大きく, タンパク含有率の高い春まきコムギでは製麺後のL*の低下程度が大きく, タンパク含有率の低いホクシン, タイセツコムギ, ホロシリコムギ, きたもえとチホクコムギはL*の低下程度が小さかった. 一方, キタノカオリと市販中華麺用粉は春まきコムギと同程度のタンパク含有率にもかかわらずL*の低下程度が小さい特徴を有していた. 小麦粉の灰分含有率はL*と有意な負の相関が認められたが, アミロ値とL*との相関は判然としなかった. ゆで麺の抵抗値と小麦粉のタンパク含有率との間には高い正の相関が認められ, 春まきコムギとキタノカオリと市販中華麺用粉が高い抵抗値を示した. 道産コムギ品種の特徴として, チホクコムギ, タイセツコムギ, ホクシン, きたもえの秋まきコムギ5品種はL*が高いが抵抗値が低く, 逆に春よ恋やハルユタカの春まきコムギ2品種は麺の抵抗値が高いがL*が劣っていた. 供試した8品種の中で中華麺適性の最も高いと考えられたのはキタノカオリで, ゆで麺の抵抗値が最も高くL*も比較的高かった. 同一地域で収穫されたホクシンにおいて, タンパク含有率が高いほど麺帯のL*は低下したが, ゆで麺の抵抗値は高まった.
著者
奥村 理 加藤 淳
出版者
北海道立農業試験場
雑誌
北海道立農業試験場集報 (ISSN:04410807)
巻号頁・発行日
no.85, pp.17-20, 2003-07

ドライケミストリー法による分析装置と組み合わせた小麦原粒に対応可能なα-アミラーゼ活性測定システムを開発するために、農業現場で活用しやすい簡易迅速な小麦α-アミラーゼ抽出方法について検討した。小麦α-アミラーゼの抽出は、麦専用ホモジナイザーを用いて、ジェネレーターと容器の位置関係を偏心2.0cm、クリアランス4.0cmとして、ホモジナイザーの運転条件を回転数8000rpm、破砕時間120秒とすることが適当であると判断した。本抽出方法とα-アミラーゼ活性測定装置を用いた場合、1点あたりの分析時間がおよそ12分、また連続操作することにより1時間あたり約25点(前処理装置2台稼働で35点)の分析が可能であった。