著者
三嶋 孝 奥田 茂 大島 明 宋 桂子 平岡 力
出版者
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
雑誌
日本消化器内視鏡学会雑誌 (ISSN:03871207)
巻号頁・発行日
vol.21, no.9, pp.1086-1093_1, 1979

早期胃癌を放置した場合どの位の時間でどのような進行癌に発育するかを知ることは重要なことであり,従来retrospective studyを中心に検討されてきた.しかしこの方法は初期変化が癌であるとの組織学的裏付けを欠いているためあくまで推定の域をでないといわざるを得ない.本研究は生検で癌と診断され,レ線,内視鏡で早期と推定されながら何らかの理由で6ヵ月以上経過が追跡された症例を収集し,早期胃癌から進行癌への発育進展をprospectiveに検討したもので次の結果を得た.(1)早期から進行への進展に要する時間をKaplan,Meierの方法で算出したところ36ヵ月を要することが推定された.(2)早期から進行への進展に伴う病型変化として次のコースを確認できた.(1)IIc ul(-)→Borr.II.(2)IIc ul(+)→Borr.III.(3)IIc+III→Borr.III.(4)III+IIc→Borr.III.(5)IIa→Borr.II.(6)I.IIc ul(-)→Borr.I
著者
曽我 茂義 大西 文夫 奥田 茂男 見越 綾子 三鍋 俊春 陣崎 雅弘 新本 弘
出版者
日本磁気共鳴医学会
雑誌
日本磁気共鳴医学会雑誌 (ISSN:09149457)
巻号頁・発行日
vol.42, no.2, pp.53-57, 2022-05-15 (Released:2022-06-10)
参考文献数
11

This retrospective study analyzed the magnetic resonance lymphography (MRL) findings of 112 lower limbs of 56 lymphedema patients, and identified characteristic patterns of lymphatic impairment that change with the location in lower limbs and clinical stage. The authors proposed an MRL staging system that enables a new patient stratification based on the severity of the lymphatic injury, thus potentially improving clinical management.
著者
三嶋 孝 奥田 茂 大島 明 宋 桂子 平岡 力
出版者
Japan Gastroenterological Endoscopy Society
雑誌
日本消化器内視鏡学会雑誌 (ISSN:03871207)
巻号頁・発行日
vol.21, no.9, pp.1086-1093_1, 1979-09-20 (Released:2011-05-09)
参考文献数
18

早期胃癌を放置した場合どの位の時間でどのような進行癌に発育するかを知ることは重要なことであり,従来retrospective studyを中心に検討されてきた.しかしこの方法は初期変化が癌であるとの組織学的裏付けを欠いているためあくまで推定の域をでないといわざるを得ない.本研究は生検で癌と診断され,レ線,内視鏡で早期と推定されながら何らかの理由で6ヵ月以上経過が追跡された症例を収集し,早期胃癌から進行癌への発育進展をprospectiveに検討したもので次の結果を得た.(1)早期から進行への進展に要する時間をKaplan,Meierの方法で算出したところ36ヵ月を要することが推定された.(2)早期から進行への進展に伴う病型変化として次のコースを確認できた.(1)IIc ul(-)→Borr.II.(2)IIc ul(+)→Borr.III.(3)IIc+III→Borr.III.(4)III+IIc→Borr.III.(5)IIa→Borr.II.(6)I.IIc ul(-)→Borr.I
著者
塚田 実郎 奥田 茂男 中塚 誠之 陣崎 雅弘
出版者
学研メディカル秀潤社
雑誌
画像診断 (ISSN:02850524)
巻号頁・発行日
vol.35, no.9, pp.1096-1097, 2015-07-25

症例1 40 歳台,男性.健康診断で受けた腹部超音波検査で腹部大動脈解離を指摘された.さらに造影CT で,腎動脈分岐部レベルから左総腸骨動脈にかけて限局性大動脈解離が確認された.